浮遊

海に浮かび雪に遊び岩にはりつく、ものづくり人間のまいにち

3/19 三宅島トリップ2日目  


三宅島の2日目の朝。
風は穏やか、空には雲も無く今日がとても素晴らしい日になりそうな予感しかない。

少し早起きして、ご飯の前に太陽礼拝と軽く新鼻までジョギングをした。
走るためにいつものアプローチシューズではなく古いジョギングシューズを履いてきたのだ。

走ってみて、本当に、最高に気持ちが良かった。

日の出の方向、東へ向かって風を切って。
道路にはたまに釣り人の車が通り過ぎるくらい。誰とも会わない。
聞こえるのは自分の吐く息と鳥の声。
こんなに気持ちの良いジョギングは初めてだ。心が満たされていくのを感じた。

毎日島でこんな風に走れたらどんなに素敵だろう。

早起きはいいね。

お腹もすいたのでご飯もおいしい。
さて、今日は宿から一番近いPO壁に行きましょうか。
前日大盛況だったという黒潮壁とPO壁。今日は逆に新鼻が多いみたい。

てくて歩いて、到着。
玉石が波に洗われてゴロゴロと音をたてている。波は穏やかだ。

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アップはどうしようかなぁ、と壁を見ながら考えていたらNMさんが「カラスバトマントル」5.10aをやるとのこと。
終了点は「MIYAKE INTRODUCTION」と一緒で途中から合流する。
ビナをかけてくださったので自分もこちらで。

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トポの通り、マントルする棚が咳き込みそうなくらいの鳥の糞。真っ白。滑りそうで怖かったー。。

今日の目標は5.10cのルートを登ること。「見返り御蔵」はやってみたいと思っていた。
NMさんも宿題だということでこの日はこちらを頑張ってみることにした。

トポには「出だしはゲルニカを彷彿とさせるライン。甘いハンドジャムが悩ましい。」とある。
おぉ、そうか。ゲルニカはこないだ登ったばっかりだ。

確かに出だしからフレアしていて壁はすべすべのシオシオ、見るからに難しそう。
NMさんも苦労していて、こりゃすんなりとはいかなそうだと覚悟をきめる。
他のルートもやりたかったけど、これが登れたら、だな。

思っていたとおり、出だし2mくらいで早くもフォール。ジャムが甘い!
でもゲルニカのフィストよりはなんとかなりそうな…

モジモジしつつ1回抜けてみようと上部まで行った。

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そうこうしているうちにジリジリ太陽が照り付けてきて、正午あたりから暑くてとても登れる感じじゃなくなった。
14時過ぎくらいにようやく風が涼しくなり始めるまで、皆で日光浴よろしく転がってお昼寝。

BBQでもしながらビールが飲みたいですねぇ、とSTさん。
うんうん。

まるで夏ですよ。

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さてさて、完登を狙うNMさん、きっちりこの日のうちにRP!

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自分も、と取り付くもスメアした足が塩でつるっと滑ったり、
奥に差し入れてべとついた手をチョークアップしなかったらガストンしていた手が抜けたりと散々。

それでもなんとか、夕刻までにRPしましたよー!あー、うれしい!

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「MIYAKE INTRODUCTION」をトライしていた方々。
この写真大好き。

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夕暮れが近づき、あたりは優しいオレンジに染まってく。
子供のように石を積んで遊ぶ。

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さようなら、この日の太陽。また明日。

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相変わらずビールと最高に美味しいご飯。お魚充実しすぎてどうしよう。

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(あれ?これいつの夕飯だったかなぁ?この日のじゃなかったかな?ま、いっか!)

つづく。

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3/18 三宅島トリップ1日目  


3月の三連休にプラス1日お休みを追加して、4日間のクライミング遠征の旅へ。
ご一緒したのはI塾の皆様。写真もたくさん撮っていただきました。

今のところ2年前から毎年来ているので今回は3回目。
3月は日の出と日没が伸びているし、いっぱい登るには秋より春のほうがよさそう。
また来ることができて本当に嬉しい。

お世話になったのはいつもの民宿『薄木荘』。
猫たちと戯れるのも楽しみの一つ。

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懐こい子は膝に乗ってくるのでかわいい。

金曜の夜に乗船して、暗いうちに三宅島に着いて宿で仮眠するので
初日はどうにも眠たいしスローなスタートとなる。

時間はたくさんあるのでのんびり体を慣らすため、
あとから飛行機で来るメンバーとは別れて短いルートが多い新鼻へ行くことに。

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来ました来ました、違う星に降り立ったみたいなこの景色。
鼻の先端に立ってみたよ。
ARさんは新鼻は初めてだったので感動されてました。

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先端から見下ろす海。うひー、こわいこわい。


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ダイビングでは有名な御蔵島が見える。


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PO壁はあっち。


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まずは三人とも「湯端会議」5.8でアップ。ARさんOS。


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自分も続いてFL。

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それから「The dark side of the moon」5.8を。
こちらもARさんはOS。


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次に★がついている「ミヤケッシー」5.10cに取り掛かるSTさん。


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下部の核心を色々探ってムーブ解決し、粘って完登!

このルートのスタートからの核心は傾斜を体幹で耐えつつクラックのジャミングを効かせていくもの。
クラックじゃなくてホールドも結構あるので色々やりようがあって工夫が楽しいかも。

自分も出だしのジャミングの手順をしっかり組み立ててから取り付いたら、登れました。
どっかぶりだけど低いのでカムをきめてから登れるし、面白くていいルートだったな。

ARさんは塾長初登の「トライアングル」5.10aをOS!
いやー、とても素晴らしいクライミングだった。刺激を受けました。




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私は次にハング下からSDスタートの、ジムっぽいガバガバホールドが続くかぶりの壁からのルート
「ミヤケモン」5.10cもやってみた。
…カム重そう。

ホールドはかかりがいいし低いから何度もトライできるんだけど、強度がなかなかに高くて大変。
しかもそこを抜けてからのバランシーな体勢でカムセットが辛くてテンション。
とりあえずムーブは作っておく。


午後からのりさんたちのパーティーもいらしてました。
「ミヤケモン」の後半を登るのりさん。

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「ミヤケモン」、トポを読まないと、奥のガバからスタートすると思わないので限定チック。
一連のムーブはクラックを使わずボルダーだし、付けたしみたいにも感じたり。
楽しいからいいけれど知らずに途中からやって後から完登じゃないって言われたらガッカリかもなー。。

元は立った状態でクラックには届かない状態だったのでは、ということなら納得。
下地が上がったのかしら。


風が吹き出して寒くなり、撤収して宿のかたに迎えに来ていただき(感謝)急いで温泉へ。
飛行機組は冨賀浜で登っていたそう。
帰ると美味しいご飯が待っていました。

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薄木荘の泊まる楽しみがこの美味しい夕食なのであります。

今回の薄木荘にはたくさんのクライマーが泊まっていて、
過去の二回ともクライマーとは一緒にならなかったので驚いた。

しかもほとんど知っている方ばかり。

どのテーブルでも今日の成果や出来事などの話しで盛り上がっていて賑やかな食堂だった。

部屋に戻ってからも宴会。
でもみんな寝不足なので早めに就寝しますよ。
おやすみなさい!

つづく。

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三宅島へ行っていました  


3/18-21の四日間、三宅島へ行っていました。
今回もとても充実した滞在でした。

写真もたくさんあるので少しづつ更新していきます。

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category: 日々のこと

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3/12 浮山橋  


日曜日。
雪山はかなりコンディションが良さそうだったけれど、この日はクライミング。

ゲルニカを触っている間も気になっていた隣のルート「ストップ・ザ・トマホーク」。
クリフのページの、杉野さんグレードだと5.10bになっている。
百岩だと5.10d。
5.10bは間違いだよーって言う人がほとんどで、ゲルニカより難しいって人もいるみたい。

自分が見た感じでは、肩幅と大胸筋があって体の大きい男性には狭くて辛そう。
逆に小柄な女性のほうが登りやすそうな。

なんとなくだけど、自分にはもしかしたらゲルニカよりこっちのほうが得意かもしれない、という予感があった。
でもゲルニカをきちんと登るまでは手を付けたくなかったので、この日にトライを開始することにしたのだった。

のんびり目に岩場に到着。
今シーズンのここの岩場はいつも大混雑のイメージがあるので、
この日もとても混雑していたけれど想定内だった。
アプローチが近くて楽な上に充実のルートがたくさんあるのだから、仕方ないのかもしれない。

週末から遠征に行くので、あんまり疲れを残さないように登らないとね。
なのでアップと目的のルートがちょっとできれば、と思っていた。

この日もツワモノクライマーはスコーピオンとタランピオンに取り付いていて、
そのムーブの激しさにいつものように見入ってしまう。

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アップに「トラベルチャンス」を再登し、のりさんはゲルニカ。
順番をのんびり待つ。
気候はこないだより少し肌寒く、太陽が隠れるとダウンを着る感じ。
岩があったまってヌメるまではいかないので、ちょうど良かったのかも?

ゲルニカはいいルートなので、やりたいクライマーは途切れることがない。
そして隣の「ストップ・ザ・トマホーク」も希望者たくさん。
この二つのルートは出だしの干渉と上部崩壊の関係で上も同じラインになるので同時には出来ない。
自分は取り付くのに気持ちを持っていくための時間がかかるのでこのくらいでちょうど良かった。
初めて触るからにはそれなりに覚悟を持って臨みたかったというのもあったし。

何よりのりさんのトライが回数を追うごとに高度があがるので、優先してぜひとも頑張ってもらいたかった。

午後遅めの時間に自分の番。クラックを観察。なぜかいいイメージしかない。
これは失敗して悪い印象がつくまえに登ってしまうべきかも、と思った。
核心は出だしすぐ。肩がぎゅっと縮こまって苦しい。奥に手が入りにくい。
左のカチホールドが使えそう。でも息が止まりそうなムーブが続く。
のりさんが「ガンバ。ボルダー!ボルダーのつもりで!」って声をかけてくれた。
そうだ、限界グレードのボルダーはこれよりもっときつい。
過去登った難しいボルダーのことを思い出して振り絞った。そしたら突破できた!
良いホールドを掴みながらふと冷静になり、ボルダラーからクラッカーに戻りカムセット。

あとはゲルニカと同じラインなので、レストをはさみつつ確実に行く。
OSとはいえないかな。ゲルニカやる中でいろんな人が登っているのが目に入っているので。
でも1回で登れて、よかった。

そのあと、夕刻のラストトライでのりさんもゲルニカをRP。
上部は初見だというのに、カムセットしに戻ったりできる冷静さもある。
私が初見で行った時はかなりギリギリ。あんなに落ち着いていなかったよ。
それはやはりこれまでの難しいフェイスルートの経験からくるものなんだろうと思った。

下りてきて、見守ってくださった先輩方の祝福を受け、嬉しそうなのりさん。
二人して成果があって、来てよかった!

皆が先に帰っていき、自分たちは最後に岩場をあとにする。
月が赤く昇ってきていましたよ。

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こんな風に自分のペースで少しづつ、登れるようになっていければと思う。

気持ちが弱かったりする欠点はあるけれど、そんな自分と上手く向き合い、
自己否定するのではなく前向きに長くクライミングし続けたい。

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3/11 大磯へ  


何回も個展やグループ展でお世話になった茅ヶ崎のギャラリー、
kalokalo house」さんが大磯へ移転してしばらく。

お住まい兼ちょっとしたギャラリーになった中古の味わいのあるお宅へ。

久しぶりにお会いするミドリさんとうーちゃんはすっかり大磯になじんで、
静かな暮らしを満喫しているようでした。

近所に住む陶芸家の男性が器をつくり、うーちゃんがそれに絵付けをするという
イレギュラーなコラボでした。素敵な化学反応。
うーちゃんはテキスタイルデザイナーなので、普段出来ない手法で表現できたことが新鮮だったんだって。

どれも魅力的な器だったんだけど、この飯碗を連れて帰ってきましたよ。

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実は前日、初めて交通違反(一時不停止)で切符を切られてかなり落ち込んでいた。
ずっとゴールド免許だったので。
毎日のように通る道で、ブレーキを踏んではいたけどあとひと踏み、足りなかった。

悔しくて今朝は海沿いをジョギング15キロほどやって、昼寝して、
午後に大磯で癒されて、夜は家族で食事。
ちょっと立ち直ってきた、かな?気のせいかもしれないけど。

でもこうして手作りのモノに心を慰めてもらうのはとっても大事だな。

category: 展示・展覧会・映画

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