浮遊

海に浮かび雪に遊び岩にはりつく、ものづくり人間のまいにち

10/27 小川山  

小川山へ。ルートはおそらく最後。
ワイドクラックに挑戦。

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お殿様岩の裏から金峰山荘を見下ろす。

まずは、陽の当たる暖かいお姫様岩へ。
以前講習で登ったことのある「ネイキッドクラック」5.10a。
5番くらいまで使う、オフィズスのルートです。
そのときはトップロープだったので、リードで頑張ってみよう。

まずは、ONさんがオンサイトトライ。
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見事、オンサイト!!

下りてきて「これは10aないですねぇ。アップにちょうどいいかも^^」
と余裕のコメント。
確かに私も思うし、講習時も石田さんがそう言っていた。
ホールドは豊富だし特に難しいムーブは出てこないし。

トイレにも行って体は軽く(笑)、気が楽になり自分もRPトライ。
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カムセットが完璧とは言いがたくちょっと残念だけど無事RP。
ワイドの場合大きいカムをズラすけど、その際先のクラックのサイズをきちんと見て
戦略を練らないとランナウトして危険度が高まる。
もし、ズラした先でスカスカだったら。。

何事も経験。失敗したら大きなミスをする前に反省して次につなげることですね。

お次はその隣の「カミイルート」5.10b。

これ、ワイドではないですね。
せっかく隣にあるからやってみました。
オブザベでは、下の寝た壁のクラックはやさしそう。ということは?
最後のかぶったあたりが10bの核心ってことでしょうか。

ちょっとドキドキしながらONさん挑戦。
最後の乗り越し!
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オンサイトしたONさん、ロワーダウン後、
「最後はボルダーですねー!じゅんさん得意そう!」とな。
右壁に足がなくスメア、甘いジャムとレイバック、スローパーで体を引き上げて足を上げるムーブ。
思い切りが必要な様子です。。。

では私も。
核心を前に精神統一。
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自分の場合、かかりはいいけど方向の悪い左手ホールドで体を上げ、
悪いフィンガージャムは引いて手を送り足を上げる。
マントルはいつもやってるので、わりと怖さは感じずに済みました。フラッシュ。

さあ、いよいよ本丸へ。
「予期せぬプレゼント」5.10aへ移動。

取り付く前に食べたり飲んだり、トイレや防寒対策やら、セルフ準備など
なんだかんだで結構時間をかけました。

なんと「ニンジャ」5.14aをやるクライマーさんがいらして、賑やかで緊張がほぐれました。

すっかり日陰になっているし風が通るので、厚いダウンを着てカイロを用意し、
腰にダウンブランケットを巻きネックウォーマーでビレイ中の寒さ対策はバッチリ。
だいぶ一緒に登ってONさんのトライはじっくり型とわかっているので^^

いよいよ、「予期プレ」オンサイトに挑戦です。
これ、取り付きと最初の出だし悪い…
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これです!ここが一番ムーブに「??」と思う核心です。
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ここが突破できたので、「これはオンサイトいける!」って確信しました。
そして、ONさんの姿が小さく見えなくなり、トップアウト。。。
「やったー!」と声が。やりました!
いやー、時間をかけて作戦立ててムーブ探りながら、きっちり攻略するなんて素晴らしい。

勇気をいただいて、自分もフラッシュを目指す!
奮闘中。。。
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無事突破して、あともう少し。
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やったー!!!
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感動の一本でした。なんて楽しいルートなんでしょう。

近くにある「しぐれ」も候補だったけど、日陰で寒そうだったのでまたの機会に。
片付けしながら、二人とも一撃できた興奮で口数の多いこと^^;
四時過ぎでまだ余裕だわーなんて思っていたけど、下山の準備してたらあっという間に日暮れ。

もう日が短い時期ですね。これからは3時半くらいまでが限界かな。

川上村のお風呂に入って、境川SAの食堂でご飯。
炭焼きのサンマの定食、うまーい!苦味も最高でした。
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紅葉もきれいだったし、気分最高な1日を過ごしました。
お疲れ様でした!

category:

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視点  

私が大学生のスキー部のときの先輩方は、なんだか知らないけどアルペンスキー以外を受け入れなかった。

部活だから当たり前なのかもしれないけど、頑なだった。

合宿中、どこかモーグルの部がフリーで滑ってるのを見て、
『コブもないのにあんなに足そろえて、クネクネしてて遅いし、なんだかなぁ』と言う。
そして基礎の部の人達が演技の練習をしていたら
『あんなに形ばかり気にして滑って楽しいのか?』
とか。

まあ、そういう風に思うこともあるだろうなとは思うけど。

だからと言って完全にシャットアウトしてしまうのはもったいないなと感じる。

当時のコーチが言ってた。
コブもやって滑れたほうが強くなるよ、って。

そうなんだよね、確かに。

今オフピステや山の中でパウダーや荒れた斜面を滑ったりする時、
膝を倒して角付けするしかやってこなかったことが、どれだけ苦労することになるか。


クライミングにも言える部分がある。

私は今までボルダーしかやっていなくてロープワークが本当に苦手であるけど、
そのおかげでクラックを登っているときにたまに遭遇するボルダームーブには強いと思う。

ボルダラーの中には自由奔放で個性的な人が存在するが、
そういう人達を嫌う山寄りのルートクライマーっていると思う。

ボルダーってそういう人には敬遠されがちかもしれないけど、
やってみると純粋なクライミングが詰まっていて、きっと新鮮で懐かしい気持ちになると思うんだよなぁ。

逆に、ボルダラーはもっと広い目でクライミングをとらえると、奥深さを知ることが出来るだろうな。

多趣味でいろんなことをしている私だけど、
やっていることが互いに思わぬところで影響を及ぼしていたり、思想的な面でつながったり、
もちろんひとつのことを徹底的に掘り下げるのもとてもステキだけど
違う視点からハッとしたりすることがあるからこそ、このスタイルを続けるんだと思う。

category: 意見

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10/24 ビッグロック日吉にて講習  

この日は石田塾のマルチピッチリード講習の予定でした。

台風の時期なもんで、予報がよろしくなくあえなく室内講習へ変更。
私の希望で、行ったことがないビッグロック日吉店でお願いすることにしました。

こちらのジムは、珍しくクラックの壁があるのです。
ハンドからチムニーまで、勢ぞろい。
そして終了点作業などをするのに適した専用の場所も。素晴らしい!
平日で空いているのもありましたが、すっきり広々、スタッフさんも親切で雰囲気がとても良い。
お客さんの平均年齢は高めの印象。ルート中心だからか?

結局オープンから閉店間際まで居ました^^;

この日の講習内容
・ロープ束ねと背負いの復習
・終了点作業、ボルトルートの結びかえ復習
・ヌンチャクが足りない場合の対処法
・立木終了点復習
・ATCを落とした場合
・スリングがない立木終了点の場合
・セカンドのテンション解除の方法
・まったく緩めることが出来ない場合のセカンドテンション解除
・ハンドクラック~OW~チムニーまでトップロープで登る

知恵熱出ました^^;

ロープワーク講習が終わった後の
フリクションの効かないチムニーやOWは本当にきつかった。。。
登り終えた後は灰になりました。

今はそのおかげで背中がバキバキであります!

石田さん、飲み込みの悪い講習生ですいません。
1日お付き合いいただき感謝です。

category: クライミングジム

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10/23 地下道前  

水曜日の朝は鵠沼地下道前へ。

辻堂はここんとこ地形がイマイチで、潮が多いと割れない。
インサイドがドン深になってしまっているようだ。

というわけで鵠沼よりへ移動。
銅像前まで行くと混雑必至なので手前の地下道の前。
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一箇所だけ砂がついているようで、ポコッと掘れてショルダーが張ってくるところがあった。
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ただ、やはり人が集中する。
上手い人が多いので、自分は端っこでおこぼれをいただいた。

******************

先日の飲みで、誕生日のケーキで祝ってもらっちゃった!うれしかったので写真をアップ。
私は16日、まっちゃんは31日なんだって。
しまちゃんハセくんありがとう!
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category: 波乗り

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月イチ恒例サーファーズミーティング  

恒例のアラフォーサーファー4人のミーティング。
要はただ飲んだくれるだけ。

月曜で仕事がすんなり終わらず、合流が遅くなってしまう。。

会場のハセくんちに着いたら、すでにみんな出来上がっているじゃないの。

てか、まっちゃん、なんで上裸??
(走ってきたので汗でシャツが濡れちゃったからだって)

野菜たっぷりのお鍋をいただいて、ビールやらワインやら、みんなよく飲むねぇ。
坂口健二のニアスサーフトリップの録画やパラオの波を観たりでテンションもうなぎ上り。

何が可笑しいのかわからないけど良く笑った気がする。


零時まわって解散。

翌朝、波がありそうだし起きれたら海へ行こうと思っていたのに
当然目覚ましも放置で起床できませんでしたとさ。

また来月ねー!

category: おでかけ

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10/20 ストマジにてロープワーク講習  

日曜日は急遽ストマジでロープワーク講習。

稲刈りのあとゆっくりお風呂に入って、メール確認したら連絡が入っていて。
夜遅くなってしまいましたが参加させていただいて石田さんに感謝です。


一日中雨降りで、ストマジは行き場を失った山屋系のおじ様おば様方がたくさんいらして
ボルダーは空いているのにロープの壁はかなり混雑していました^^;

この日はYZさん、ONさんと三人。

内容は
・ロープの束ね方の洗練
・背負い方の洗練
・終了点作業復習
・懸垂下降中の仮固定と登り返し
・クラックのムーブのポイント確認

ロープワーク、特に登り返しなどは定期的にやっておかないとなかなか身につかない。
以前の講習時より今回のほうが実際の現場を経験しているだけあって、
想定しやすくなり理解も進んだのか少しはマシになったかも。

ロープの束ね方は苦手だったので、何回も何回もやったおかげで手がコツを覚えた^^


講習の後はYZさんとトップロープでいくつかのルートを。
その後はボルダー。
3級ひとつ登れたけど、相変わらずジムのホールドは苦手だなぁ。
あのプラスチックの質感が嫌いなんだよね。。
しかもストマジのホールド、ツルツルなんだけど??

若い石田さんに引っ張られて閉店間際まで。私はあんなに本気トライ出せません。^^;


夕飯は「和食さと」にて。
YZさんにご馳走になりました。ありがとうございました!
デザートまでいただいてしまった。。。

稲刈りの疲れと頭を使ったためか、めちゃくちゃ眠くて、帰りの運転がとてもきつかった。

category: クライミングジム

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稲刈り  

土曜日は城ヶ崎を中止にして、実家稲刈りの手伝い。

北風が強く吹き、いつもなら汗をかくのに寒いくらいだった。

兼業で田んぼをやるのは大変だ。
雑草を取る暇がないので、稗が稲の間に生えてしまい、刈り取る前にそれを取りはらう必要がある。

昨日は1日かかってしまった。

おかげで腰が痛い。

けれども年老いた両親にこんな作業を全部させるのは酷だと痛感した。

クライミングに出かけなくてよかったと思った。そんなの親不孝者だ。。

category: 日々のこと

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振り返ってみる・その⑦  

私には心を開ける相手に依存してしまうというところがある。

警戒していると絶対に本音は言わないし、何かを頼むこともしない。
自分の性格のせいで打ち解けるまで時間がかかるのだ。

だけどその反動で、家族や身近な友人などには何かにつけて頼って迷惑をかけてしまうことも。

その悪い癖がクライミングやバックカントリーにおいて、パートナーに負担をかけてしまっていた。

あるとき、その負担が積もり積もって崩壊した。

私はひとり、途方にくれた。
なぜこんなことになってしまったんだろう。

「自立したい」
と思った。
ボルダーで骨折した時とは少し違った。
「安全に関して確固たる自信を持ちたい」という気持ちだった。
見返してやるという意味も少なからずあった。


誰かに依存することなく、自分で考え、判断し、迷いなく実行できるために
安全管理を徹底的に身につけなければ。
思いつく限りの方法を探しやってみた。

本を読む。
ひとりで出来ることをすこしづつ積み上げる。
経験者についていき学ぶ。
情報を集める。


5日間の雪崩講習へ参加を決めたのもこのことがあったから。
ミズガキや小川山、御岳、湯河原へ単独ボルダーに行くのもひとりに慣れるためだった。

映画や買い物、波乗りやジムなど普段の行動は単独がもともと多かったので
慣れるとひとりが自由で心地よくも感じるようになった。

バックカントリーでは、雪についての理解が深まり行動に自信が出てきた。
色々な仲間と様々な斜面を滑り、応用力がついてきた。

クライミングとスキーが充実すると、波乗りもなぜかずっと楽しくなる。

ただ、クライミングの安全管理だけは、自信がなかった。
それまでずっとやりたいと思っていたフリーマルチ。機会があまりなくやることができなかった。
これに関しては自力でなんとかなるとは思えなかった。
山岳会などに入っていない自分は、教えを請うような先輩もいないし
クライミングジムでルートをやらないのでビレイパートナーもルートをやる親しい仲間も居なかった。

そこで講習へ参加するようになった。
吉田さんのクラック初級スクールでは色々なクラックに触れた。
石田登山塾で基本となる様々なことを初めて学んだ。(今も卒業目指して継続中)
クラックの上達を共に目指す仲間が見つかった。

しかし、危険な目に遭ったりもした。
ひどい怪我をした。
同じ失敗を繰り返しもした。
そのたびに自信をなくしたし自分に失望した。
けれど自分の責任で行ったそれらの経験は私の血となっていく。

見返してやる、という気持ちはもうとっくに消えていた。
自分の意思で行動することの楽しさ、厳しさを知るとそんなことはちっぽけなことだと気づいた。


ようやくスタートに立てたという気持ちが芽生えた。
スタートに立てたということは、誰にも寄りかかることなく自分の足で立ち上がったということだ。
これからどんな一歩を踏み出すか。
また座り込んでしまうかもしれない。立つ気力を無くしてしまうかも知れない。

けれど、たぶん、私は生きている限り、自然の中で活動することをやめないと思う。

空の変化、雪の静けさ、岩の質量、海の色、大気の匂い。ぜーんぶ楽しみたい。

自然の中で「死ぬかも知れない」と思うことをしているときこそ生きている実感は沸く。
仲間と成功させる冒険の素晴らしさ。
ひとり岩と向かい合う時の純粋な気持ち。
海の上でほぐれていく心。
すべて自分に還って、再び力になる。


そしてこれまで出会った大切な仲間、これから出会う人たちを一生の宝物にしたい。

長くなりましたが、「振り返ってみる」の日記はひとまず終了です。
読んでくださった方々ありがとうございました。


******************

(番外編があるかもしれません)笑


category: 自己分析

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家族と  

十年に一度の台風が来た日に誕生日だった。(16日)

そんなわけで、昨日家族が近所の料亭で鉄板焼コースに招待してくれた。

綺麗な庭園を眺めながら、おいしいワインと料理を堪能、
最後のデザートはメッセージとロウソク付きだった!

幸せ(^^)

うちの家族は照れ屋だしあまりそういうことしないから余計嬉しかった。



帰っていつの間にか寝てましたわ…

category: おでかけ

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小川山合宿・10/15  

最終日の朝です。すこし暖かい。

雲が流れるスピードが速い。

朝ごはんを食べている間にすっかり曇り空。
予報では正午頃から降りだすとのこと。

撤収作業に入り、8時には小川山をあとにして車二台でミズガキへ。

40分ほどで植樹祭広場下駐車場に到着。
いつ降り出すかわからない感じだったので、とにかく名物課題を登りましょう!

ガリガリ岩をサラッと見て、三の谷エリア。
夜岩のミズガキレイバックを登ることが目的です。

スーパークーロワール7級でアップ。
桃岩の桃源はやはりスタート直後の一手がきつい!

あまり時間かけたくないので体が温まったところでレイバックへ。
高さがあるので5級とはいえ、心してかからないと危険な課題。

HIDEさんの魂こもったトライ。
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抜けは思わず声が出ます!完登!

私もそれを見ていたら登りたくなり、再登にチャレンジ。

呼吸を整え、とりつく。
上部で3日間の疲れを感じました。。。腕がやばかった。
無事一回でトップアウト。よかったー。

これはミズガキに来たら毎回登ろうと思った。
前回より高さを感じなかったのは成長したからか。

二人とも登り終えたらすぐに、ポツポツと雨が降り出してきた。
時間にして10時半くらい。
もう満足なので後は傘を差しながら皇帝岩や阿修羅の岩をご案内。

初めて下のそば処でお蕎麦をいただきました。
とても美味しかったです。

HIDEさんと握手して別れる。
おかげさまで大変充実した4日間でした。

雨の八ヶ岳を眺めながら高根の湯に浸かり、帰路へ。

************

今回の合宿では、カサブランカや小川山レイバック、
ピクニクラといったクラシックなルートを登れた。

そしてHIDEさんと初めて一緒にクライミング。
その中で感じたこと。
自分には尊敬する身近なクライマーが何人もいます。
石田さん、SJさん、イマイさん。。。
皆、本当の意味での「強さ」を備えていらっしゃる。
HIDEさんも私の目標とする「強さ」を持つクライマーでした。
お会いして本当に良かったです。

余市ワイン、ありがとうございました^^
北海道に行く際には遠慮なく連絡をしますのでよろしくお願いします!

category:

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小川山合宿・10/14  

少しお酒の残る体に、気合を入れておはようございます。
3日目の朝。

この日はHIDEさんと兄岩中心に登る予定。

HYさん、NMさん、ONさんは最終日なのでテント撤収。
おばさん岩の宿題をやりに行くということで、アプローチ途中まで一緒に。

コルで健闘を祈る挨拶をして別れ、
まずはクラック久しぶりだというHIDEさんに「もみじ」5.10aをおすすめ。
クラックが少しと後はフェイスなので、取り付くのに少し気が楽だし。
何事もなくあっさりとオンサイトされました^^

私は「金太郎」5.9でアップする。これはほんとにちょうど良いなぁ。
HIDEさんもFLし、移動。ピクニクラへ。

HIDEさんは前日にONさんの登りを見ないでオンサイトをとっておいたとのこと。
グレードは5.10bとはいえ、長いのでトライにも気合が入る。
核心で少し迷ったくらいで後はスイスイ高度を上げてめでたくオンサイト!

勇気をいただいて自分もフラッシュトライ。
と、その前にトイレトイレ。。。(相変わらず近いなオイ)

皆さんが迷った核心は意外とすんなり行ったんだけど、私の場合はその下のほうが大変だった。
腕パンパンになってトップアウト!ひー。危なかったー。
盛りだくさんで充実のすばらしいルートでした。


その次に、前回辿り着けなかったということで父岩の「小川山ストーリー」5.9へご案内。
案の定順番待ちだったので、右隣のランナウト気味な「小川山ストリート」5.9をやることに。

結構ピン間あいてまして少々びびりました。
登ってそこからの景色。これは最高です。
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ビレイヤーはこんなに小さく見えます。
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いやー、ロングルート二つ登って充実しましたね。

ひとまず下山し、
自分が小川山レイバックをまだリードしていなかったのと
HIDEさんは前回の遠征で2P目を突破出来なかったこともあり、親指岩へ行く。

堂々たるクラシックルートを前にトップロープで登ったことがあるとはいえドキドキでした。
しかーし!取り付きで足が滑ってなんだか怪しい。。。
一旦仕切りなおし。

緊張と焦りと色々で、この時点で自分はかなり焦点が狭まり、ズームイン状態。
これがとんでもないミスをすることに。

登る前にしっかりルートを確認してプロテクションの計画を立てるべきだった。
登りながらどんどんズームインしてしまったせいで、途中のテラスが終了だと勘違いしてしまった。
ヘルメットしていたので、チラッと上を見たときに本当のルート終了点まで目に入らなかったのです。

なんてことでしょう。

小テラスで呆然とする私。
HIDEさんは下で「あちゃー…」と思っていらしたであろう。

今残っているカムではこれから上のサイズはどうにもならない。

「クライムダウンできますか」とHIDEさん。
手は良かったので、出来ると判断。足元のクラックには手持ちの緑がぴったりだった。
取り合えずそれをきめてからクライムダウン。

なんと今登ってきたクラックをほぼ半分下りて、1番と2番のカムをひとつずつ回収。
また登りなおして、無事に残りのクラックにきめてトップアウト。

RPできたのになんとも情けなく、恥ずかしく、ちっともうれしくなかった。

あとからHIDEさんが「クライムダウンできたことは自信になるはずですよ」
とフォローしていただきました。。。うう、すいません気を遣っていただいて。

引き上げのあと、リード交代。
2P目にとりかかろうとするも、目の前に走っている水平クラックが悪い。
形状からカムをきめられないと判断、するとノープロテクションで行くの?!
カンテを回り込んでトップアウトするのは足元が怖すぎ。

HIDEさんは「悔しいけど、撤退を決めます」。
この判断の潔さは、これから先自分がマルチに行って行き詰った度に思い出すと思う。

懸垂して下山へ。

帰りに道すがらボルダーを案内してキャンプ場まで下る。

連休も終わるということで駐車場もテントサイトもすっかり空いていた。
薪を集めて、暮れる空を見上げながら夕飯、その後はゆっくり貸切のお風呂。

夜は焚き火の炎を見ながら、北海道の山スキーについてや
海外クライミングのこと、理想のクライマー像など話は尽きず。楽しかったですねー。

最終日は天候を考慮し、ミズガキのボルダーをご案内することにして就寝。

おやすみなさーい。

続く。

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小川山合宿・10/13  

(写真は皆さんからいろいろいただきました。感謝)

冷え込んで朝はテントのフライシートが凍っていた2日目。
最高のコンディションになりそうです。

この日はHYさんと自分の希望でおばさん岩へ。

ここには「母子草」5.10cの宿題が。それから「レール・デュ・タン」5.10dやりたかったので。

アップは「私がおばさんになっても」5.10b。レイバック連続で疲れたよー
上下緑の服になってて、なんか蛙みたいね。
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HYさんのレール・デュ・タン。気合が入る。一便目、惜しくもフォール。(写真は二便目)
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私の2本目は母子草。やっとRP出来て、宿題が終わりました。

「レール・デュ・タン」をFLするONさん。核心とったあと。
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この後聞いて驚いたけど、ONさん身長180あるんですって?!細いからそう見えなかった~^^;
私と20cm以上も違うのか!

母子草にチャレンジ中のNMさん。
私が以前トライしたとき落ちたこのあたり。足使いとムーブがやはりポイントのよう。
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と、ここで連休に入る前から連絡を取り合っていた「北国の岩と尾根」のHIDEさんが登場!!
実はメールだけでやりとりしていたので、実際にお会いするのは初めて。
はるばる北海道から車でフェリーに乗り、小川山に一週間ほど単独遠征、
そして自力でおばさん岩に辿り着けるなんてすごい行動力。

さらに着いてすぐ「子供をなめんなよ」5.10a/bをアップでオンサイト、
私達が苦労していたレール・デュ・タンをあっさりFL。
さすが12クライマー。鮮やかでした。
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私も二便目を出す。頑張って登るよ!
ガバフレークを取る最初の核心に入るところ。
私の場合みなさんより足を上げないと届かないのです。
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えいっ!とデッド。とれた!
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その後、兄岩の「ピクニクラ」5.10b★★★へみんなで移動。
HYさんとNMさんはすでにトライ済みなのでONさんがオンサイトトライを。ビレイは私。

その間、HIDEさんはなんとも怖そうな「グダイマイト」5.10cをオンサイト。

ONさんは惜しくもフォールしてハングドック。
そのとき、近くの木の枝に飛んできた鳥がとまり、顔をキョロキョロ。

かわいいなーって思って見ていたのですが、NMさんは写真撮っていたんですね^^
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そして買出し&ご飯&お風呂へ行った後、楽しい焚き火タイムです。
前日はYZさん方と一緒だったONさんが合流、HIDEさんも共に賑やかな時間となりました!

そして3日目へ。続く。

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小川山合宿・10/12  

すばらしい快晴の10月連休初日!

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小川山にて4日間のクライミング合宿の始まりです。
1日目のこの日は、NMさんと妹岩とその周辺へ。

駐車場とテントの場所取りに苦労必至だとにらんで、夜中の1時半くらいに出発、
途中仮眠を入れながら6時45分くらいに到着。無事に車もテントもスペース確保^^

あとで山荘のおじさんに聞いた話だと、ものすごい混雑で車があふれ、下の駐車場まで満車だったとか。
夏のピークより多かったって…すごいな

集合を7時半にしたおかげで、NMさんも良い場所確保。

妹岩の混雑も思ったほどではなかった。
後から来ていたONさんYZさんご夫妻に挨拶。賑やか^^

龍の子太郎 5.9でアップ。そしてNMさんの目的の「卒業試験」5.10bへ。
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NMさんは宣言どおりサクッとRP。私は4年ぶりくらい?久しぶりに登った。
これはいつやっても楽しいね。

さて、どんどん人が集まってきて、私のやりたいカサブランカは順番待ち。
陽があたって暑そうなので、夕方でもいいやとNMさんのやりたい「ジャックと豆の木」5.10b/cへ。
核心までは問題なく。辛そうなのは右へ折れる手前のあたりみたい。
見ていたらとてもやりたくなった。

いやいや、今日はカサブランカがあるから!とぐっと我慢して力温存。
15時半くらいに順番がまわってきた。

緊張しすぎて相変わらずトイレが近い。

満を持してRPトライ。
いつも落ちてた上部まで力を持たせるには、
中間の核心はしっかりフットジャムで上げていくしかない。
ということで一瞬耐えて両足で交互に差し入れてみたらとってもラク。
それが功を奏してトップアウト!

やりきった。よかった。

NMさんも私のギリギリトライにヒヤヒヤしたことでしょう。。。

夜は無事HYさん合流。食事とお風呂を済ませ、夜のお楽しみ焚き火タイム。
隣のテントからほろ酔いの初対面クライマーさんお二人が乱入。笑
驚いたことに、ホームジムのお友達とつながってた!狭すぎ!

流れ星を見て、冷え冷えの夜は更ける。おやすみなさい。

この日の夜と翌朝は寒かった。。。 

二日目へつづく。

category:

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帰路  

4日間のクライミング合宿からの帰り道。

中央道事故起こりすぎ。ぷんぷん

迂回の国道沿いで見かけた看板。

誰か行ってみてー( ´艸`)

category: 携帯から

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振り返ってみる・その⑥  

とあるSNSのつながりで、友達が山好きな滑り手を紹介してくれた。

はじめて自分達で春の至仏山へ滑りに行った。

そのときの仲間は山が皆大好きで、自分なんかよりずっと山の経験があって、
安心してパーティーを組んだ。

計画を綿密に立てて、装備や緊急時のこともしっかり話し合った。
そして当日はすばらしい一日になった。
成功させて自信がついたし、同じ志の仲間の素晴らしさを知った。

自分達で行きたい斜面を選び、登るラインを決め、プッシュし合って滑り降りる。
こんなに楽しいことはない。

*****************

さらに仲間は増える。

以前、フリースキーのトレーニングの一環で、
競技用トランポリンでエアー練習をしていたことがある。

白馬のフリースキーゲートで知り合ったヨシ君に紹介してもらったのだ。
公共の体育館で、有志が集まって。
スキーヤー・スノーボーダー、競技トランポリンをしている人、エクササイズで来てる人。
ずいぶん体幹が鍛えられた。

そこで、ある出会いがあった。
それまで聞いたことない訛りで話す男性BCスキーヤー、T氏。
この人がめちゃくちゃスゲー奴だった(笑)

白馬の山が大好きで、スキーオタク。
たくさんのことを彼から学んだ。
経験の少ない友人に楽しんでもらえるように、
気持ちのよい栂池天狗原で自炊してご飯を食べるという、なんとも素敵なツアーをしたり。
おかげですっかり打ち解け、仲間を紹介し合い輪が広がっていく。

その後、皆で無線の免許を取り、行動がしやすくなった。

そろって攻める滑りをする人ばかりで、それからというもの貪欲に様々なラインに挑戦していった。
刺激的だった。

**************

刺激は刺激を呼び、普通の行程では物足りなくなっていったのである。

あるとき、五竜のムラオネの開けた急斜面で私達は雪崩を引き起こした。
伝播して破断する雪。
本当にぞっとした。

幸い誰も埋没せず、怪我もなく、装備がなくなったりもしなかった。
でも規模としては深刻なことになってもおかしくないくらいのものだった。

雪崩はいくら気をつけていても、絶対に避けられるということはない。
不確定な要素がほとんどを占めるからだ。

私は少しでもそれを減らしたい、と思うようになった。

そしてそのうち攻める仲間についていくことが出来なくなっても、
雪のことを学んで自分が出来る範囲で力になりたい。と。

それもあって、昨シーズンJANのアドバンスセーフティーキャンプを受講したのだ。
親しんだ白馬のフィールドで5日間の講習。
講師の方は尊敬する女性ガイドの林チカコさんだった。

無理をして受けて本当に良かったと思う。
理解したからというより、やっとスタートに立てたような気がしたから。

それまでは雪のことに関してなんとなくわかったつもりだったのだ。
あいまいだったり、勘違いして覚えていたり。

こんな自分がプロのガイドさんの報告に混じって情報を上げるなんて、と思ったけれど
どんなにわずかでも観察結果は多いほうがいいはず、
山に入る人の助けになるならば頑張ってみよう、
と、雪の掲示板の投稿をすることにした。

そうはいったもののかなりのプレッシャーだった。
でもそういった目を持って行動するようになるので、雪を見る力が次第についていくのがわかった。
まだまだではあるけれど。

そして、さらに体力があって攻めるのが好きな仲間が増える。
厳冬期小蓮華の逆Yを行って顔に凍傷を作ったり、誰もいない3月末の大雪渓を滑ったりした。

**************

ずっとハードで行くことに自分の力量と精神力が追いつかないと感じることもあった。

そんな時、安全・マイペースに粉雪を求めるN君たちと出会う。
週末をいかに楽しむかということを貫く彼らに、今までと違った価値観を教わった。
夜の飲み会でお酒がこんなに楽しいと思ったのも久々だった^^

自然の中で遊ぶその形は様々であっていい。
そんなことを思うようになった。

続く

category: 自己分析

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振り返ってみる・その⑤  

外遊びの危険。


私達には、「自分が今、命の危険にさらされている」という感覚はほとんどない。
世の中は秩序が保たれ、治安がよく、何かにつけて多方面から守られている。

なので、命を落とすかもしれない、ということ対してとても疎くなっている。

外遊び・自然の中での活動ではそれを強く意識することが必要だ。
要は危険な匂いをかぎつける感覚を研ぎ澄ますこと。

でも普段意識していないことをいざとなって出来るか。なかなか難しい。
大昔、人間はおそらくそれだけを感じながら生きていたはずなのに。

****************

小川山でボルダーしていて落ちてかかとを骨折した時、
自分は危険を察知する感覚に欠けていた。

くじら岩の裏面、名前のない6級。途中までは手も足もいい。
自分は周りのクライマーに下からホールドを指示されて、
そのとおりにしたらかなり上まで登れてしまった。
ノール状になっている上部はのっぺりしていて取っ掛かりがなかった。
乗り越すには手のひらのフリクションと、思い切りが必要だった。
(もしかしたらもっと方法があったかもしれないが)
経験を積んでもいなかった私が、突破する能力もなしにそこまで登ってしまったのだ。
まさに木に登って下りれなくなった猫みたいになった。
クライムダウンすることも出来ず、飛び降りるには高すぎる。
そのうち手が汗で濡れてきて、ガクガクしていた足がスリップし、落下。
高さ3.5~4mくらいあっただろうか?
着地時に片足がマットから外れ、足から落ちたので踵を強打。経験したことのない痛みだった。

青ざめて冷や汗が出て、明らかにおかしかった。
周囲のクライマー総出で担いでもらって駐車場まで出て、車で佐久の病院まで。
自分のジムニーはマニュアルだったし、パートナーにはものすごく迷惑をかけた。
診断の結果は、ヒビがくっきり。
そしてレントゲンでは見れないがクシャっと踵内部の骨が少しつぶれたようだった。

不便な松葉杖生活。トイレも大変で泣きたくなった。
そしてその時ことを思い出し、考えをめぐらせた。

自分はジムである程度登れるようになっていたから、岩場でも登れるだろうと思っていた。
しかし同じように考えることが愚かで、間違っていたのだ。

自然の中でのクライミングは
「いま、自分はどういう状況なのか」
「そこにどんな危険があるのか」
「一手進めることによって自分はどうなるのか」

などをちゃんと把握していないと、それこそ命を落とす。
管理されているジムとはわけが違うのだ。
甘かった。まったくもって甘かった。

当時スポットしてくれていた人たちは、私が怪我をしたことに責任を感じていたようだった。
でも、そもそもスポットになんでも頼るようでは一人前ではない。自立しているともいえない。

自立したクライマーになりたい、と強く思った。

*****************

それはバックカントリーでの活動においても同じだった。

自分はゲレンデから飛び出したタイプの人間だったので、
山の知識や経験に乏しかった。
山屋の人間からしたら、普通は夏山から順に経験を積むもので、
私のような順序無視の行動はまさに無謀そのものに見えたことだろう。

ツアーで少しづつ経験を積んでいくと、これではダメだと身にしみてわかった。
ガイドなしのプライベートで山に入ることなんてとてもじゃないけど出来そうに思えなかったのだ。

何もかも、勉強だった。

地形図の折り方から、コンパスの使い方、地形の見方、レイヤリング。。。
その中でも雪のことは未知の恐怖だった。

積雪のことやBCでの行動を学ぶために日本雪崩ネットワークのセーフティキャンプに参加した。
たくさんのスキーヤー、ボーダーがいて刺激になった。

少しづつ雪山というものが見えてきた。

そして、その後かけがえのない仲間と出会うのだ。

*************
続く

category: 自己分析

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10/8 地下道前  

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朝の地下道前。

薄着で入れた!

気持ちよかったなぁー。

category: 波乗り

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振り返ってみる・その④  

白馬で初めてバックカントリーを体験したところは、五竜。

ブルークリフでガイドをお願いし、その時はスノーボードだった。

スノーシューも初めて履いたし、ビーコンの扱いも同じ。
雪崩れに埋まるという危険を意識したのももちろん初めて。

そしてドロップポイントまでほんの30分しか登らなかったけど、当時の自分には大変だった。

滑ったのは今で言う通称「見返り坂」。12月のまだまだ藪がうるさい時期に。
ボードだったので藪を細かく避けるのにかなり苦労した。

「これはそう簡単なものじゃないぞ。」
と感じたのだった。

その頃は今の仕事の準備中で、スクールへはこま切れに泊まりに行って手伝っていた。
合間に時間があれば、ジムニーで移動しまくってみなかみや白馬へツアーに参加した。
同時にフリースキーも楽しかったので、主に白馬のスクールに行ってキッカー飛んだりしてた。

お金はフリーターの自分には大変だった。
交通費にガソリン代、ガイド料にフリースキースクール費用。
バックカントリーの装備は二の次になり、ほとんどをレンタルしていた。
自分の考えでは、とにかく体験が先で、わかってきたら次第に揃えればいいと思っていた。

でも、フリースキーに夢中な人やバックカントリーしている人は
その頃の自分には考えられないほど道具や装備にみんなお金をかけていた。

そうか、これはお金に余裕がある人のいい趣味でもあるのか、とため息をついた。

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そして春が来て、滑りのオフシーズン。
ブルークリフではクライミングスクールを開催していた。

ガイドの滝本さんに誘われて、初めて松川ボルダーへ行った。
何がなんだかわからなかったし、登るためのムーブも身についていなかったので怖かった。
でも、あの緊張感は好きになった。
さらにルートクライミングをするために小川山のスクールにも参加した。
ボルダーと違ってムーブがシビアでないし、頑張れば登れるルートもあった。
自然の岩と向き合うことの楽しさは、バックカントリースキーや波乗りと一緒で、
自分の限界を自らの力で押し上げていくことであり、
自然の中で体を動かす心地よさは寸分違わずだった。

いっきにのめりこんだ。
地元でクライミングジムを探し、通い始める。

**************

波乗りは主に早朝、一年中やっていた。
携帯で波情報を見ることが出来るようになり、良い波に当たることが多くなった。
通い続けたおかげで、肩周りがたくましくなりパドルも様になり、
少しは上手く乗れるようになっていた。
ようやく波乗りの楽しさを味わえるようになって、充実していた。

自分では、波乗りはジョギングと同じような感じ。
生活の中で習慣にしていることのような。

だから休みの日に1日かけて遠くにサーフィンしに行くという感覚は薄かった。
寒くなっても、時間を短くして海に入った。
冬にいくら間が空いても、一ヶ月強くらい。
クリスマス寒気の波に乗ってから雪山へ行くこともあった。

*****************

対してスキーとクライミングは遊べる場所が遠くで、休みはそちらを選択することになる。

パートナーが見つかり、外の岩へ行くことが多くなった。
ルートではなくボルダー中心になった。

が、外のボルダーで登るようになってすぐ、落ちて踵を骨折した。

そしてそのことが、外遊びの危険について深く考えることになるきっかけとなったのだ。

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つづく

category: 自己分析

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10/6 辻堂橋前右側  

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引き続き23号のうねりが入ってきた日曜日。
午後は職場のイベントで受付。
朝に3時間弱入ってきた。
人がかなり入っていて、波はなかなか乗れなかったなぁ。

朝は潮が多かったけどうねりがワイドなので引きすぎても難しそうな感じだった。

水量があるのでブレイクする真下で直撃うけたりピークからテイクオフをしくじると、
グルグルに巻かれたあと海底に引きずりこまれる。

このセットの写真だと、頭半くらいありそうだ。。。

水はすっかり澄んできていて、きれいな青色をしていた。
ヒラヒラする崩れる直前のリップが、光に透けてとても美しかった。

秋ですね。

category: 波乗り

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振り返ってみる・その③  

知り合いに頼まれて行ったスキースクールは、特殊だった。

とある一族が経営するちいさなスキー場。
スクールとパトロールは上の人が兼務。リフト係は地元の方。

修学旅行のためのゲレンデといってもいいほど、第一バーンが緩斜面で広大だった。

その代わり修学旅行のイントラはとてもやりやすかった。
宿舎もきれいでナイターはフリーで滑らせてもらった。

しかし、自分は基礎なんてやってきていなかったので、
研修で上の人に教えてもらうけれど出来なすぎて恥ずかしかった。
なんせスキーを意識的にずらしてスピードをコントロールすることは教わってこなかったのだから!
競技スキーではとにかく減速が禁物だった。
かといってカービングが上手かったとはとても言えない。
とにかく基礎をたたきこまれた。自分も新しいことを覚えることが楽しかった。

スキーをずらすことを覚えると、荒れた急斜面が滑れるようになった。
今までは整地でしか滑ってこなかったので荒れた未圧雪バーンなんて、頼まれても嫌だった。
それが、どこでも暴走せず安全に滑り降りることができるようになるなんて。
急に、それまでやってきたスキーがとても狭い世界のものだったことがわかったのだ。

なにより上の人がスキーもスノーボードも両方上手だったことに、衝撃を受けた。
いったいどっちが本職なのかわからないほど、器用に滑っていた。
さらに先輩の一人がフリースキー志向で、地形使って遊んだり、キッカーで飛んだりしていた。
それがあまりにも楽しそうだったので、つられて一緒に遊んだりした。
子供のようになってナイターでも真似して練習して転んだ。

どっさり雪が降ったときは、リフトの雪下ろしが終わって降り場を整地したら
上の人の計らいでノートラックを滑らせてもらえた。
最初は新雪なんて転がってまったく上手く滑ることができなかったけど、
雪まみれになることはとても新鮮で、楽しかった。
そして上手な先輩方が本当にイキイキとして、奇声とスプレーをあげて斜面に消えていくのを見て
これがスキーの楽しみ方なんだと思った。

すっかりそのスキー場が居心地よくなり、翌年から毎年のように篭って働いた。
あるとき、修学旅行のヘルプでいつも来ている地元のおじさん達が、
リフト小屋からちょっと入っていってコースの隣の山の中を滑って、
下で合流するという遊びに連れて行ってくれた。

それがすべてのはじまり。

降ったばかりの雪を踏みしめ、木々の中を避けるように滑る。
ところどころ注意しないと穴があったり。
降ったばかりの雪はもちろんどこまでもノートラック。
なんて自由。

「これが自分のやりたかったことだ!」
と、その夜興奮して眠りについたのを覚えている。

でも、どうしたらこういう遊びができるんだろう?
わからなかった。

丁度そのくらいの時期、スキージャーナルの付録に「ラストフロンティア」という冊子がついていた。
それにはなんと自分がやりたいことが「バックカントリー」というジャンルで
どう始めればいいかや道具などの説明とともに載っていた。
なんてタイミング!と穴が開きそうなくらいその冊子を読んだ。

そしてすぐさま、白馬やみなかみのガイドさんを頼って体験を予約したのだ。


続く 

category: 自己分析

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10/5 辻堂橋前  

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朝は全然なかった波が、潮の上げとうねりの向きで昼前からようやく入ってきた。
台風23号の恩恵。

オフショアが結構な強さで、テイクオフするときにあおられて板が下りていきづらい。
自分にしては珍しく、4時間も入っていた。

岩のコンディションが微妙だし、今週は海三昧!

category: 波乗り

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三浦さんお帰りなさい会  

エベレストに80歳で3度目の登頂を果たした、三浦雄一郎氏のご子息、
元オリンピックモーグルスキー代表選手の三浦豪太さんのお帰りなさい会へ行った。
地元である辻堂駅南口のTIMMY'S CAFEにて。
ご友人の方だけのプライベートな会。

なぜそんなことになったのかというと、
自分が毎週行っている茅ヶ崎でのヨガ教室の先生の弟さんが、三浦さんの同級生。
かつて家も近所で幼なじみということでお誘いいただいたのだ。
壮行会に続いて、今回も。うれしい限り。

ゴンちゃんこと三浦さんはあんなに有名ですごいお人なのに、誰とでもフレンドリー。
振る舞いも全く偉そうなところがなく、その辺に居る日に焼けたガッチリしているおじさま^^
ご友人の方も皆良くして下さいました。ありがたや。

そこで初めて、見た目背の高い普通の男性だけど本物のオカマちゃんと一緒に飲みました!
なんて面白いんでしょう!しゃべりや仕草、気遣い、すべて最高^^
夜の六本木で働いていたことがあるというから、納得です。
いやー、勉強になりました。人を惹きつけるものを持っていらっしゃる。

なんだかんだで、最後の4人のうちのひとりになっていました^^;
電車に乗らなくていいので。

あぁ、楽しかったな。ヨガの先生に感謝。

category: おでかけ

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振り返ってみる・その②  

生まれ育った自分の実家は農家だった。

小学生の頃まで、家には牛1頭がいた。糞を肥料にするためだ。
ニワトリもいた。

裏山に竹林があり、風が吹くとカコンカコンと竹同士がぶつかる心地よい音。
秘密基地と称してツリーハウスめいた物をつくったり、
父が木と木の間に滑車とロープでターザン遊びができるようにしてくれた。

春にはたくさんの花、夏は常に蚊との戦い、秋は干した稲の香り、冬は枯れた草を燃やす炎と煙。

自然の中で遊ぶ行為は自分の原点だった。
山の斜面を風切って移動するスキーに感動したのも当然の結果だったのかもしれない。

***************

大学へ。
美術大学の体育会なんて、サークルレベルではあったけれど、スキー部が存在した。

スキーのジャンルのことなど全く知らなかった私は、
そのスキー部がアルペン競技の部だと聞かされても、何のことだかさっぱり分からなかった。
とにかくスキーをするんでしょ、くらいに思っていたのだ。

美大にしては珍しく、スキー部は上下関係が厳しく練習もマメで、
イベントや飲み会が異常に多かった。
入部を決めてしまったのでやめることは考えなかったけれど、きつかった。

そして少しずつスキーのことを勉強していくと、
「あれ?」「こういうのがやりたかったんだっけ?」「なんかちがう」
と薄々気がつくようになった。
旗門をいかに早く、効率的に攻めて滑るかという競技スキー。
他人とタイムを競うので、争いが苦手な自分はやっぱり上手くならなかった。

かといって、今みたいにバックカントリーというジャンルはまったく知られていなくて
「スキーは好きだしやりたかったはずなんだけど、これは自分に合っているのか分からない」
というモヤモヤした感情を抱えながら4年間を過ごした。

けれど、全く無駄であったわけではない。
莫大なお金をかけて長期間合宿していたおかげで、それなりに滑れるようになっていた。
とにかく速く滑ることしか頭にない偏った技術ではあったが。
それと、忍耐力。そしてお酒に対する耐性(笑)

*************

そして大学も卒業。就職はせず、フリーターで過ごしていた。

その年の夏。
大学の同じクラスの女の子が、語学学校へ行きながらハワイでサーフィンをしない?と
自分では思いもつかないことを持ちかけてきた。

どうやら私がクラスでは唯一運動部に入っていたため、可能性があるだろうと誘ったとか。
びっくりしたけど、こんなことは今しか出来ない、と行くことを決心。
湘南という場所に住んでいたということも大きい。
サーフィンを覚えて帰ってくれば、継続して楽しめる環境であるからだ。

お金はかかるけど、とにかくそれまでバイトして、両親にも援助してもらって
無謀にも一ヶ月、ワイキキに滞在したのだった。

その一ヶ月は、自分の人生でもとても重要な時間となった。
英語は全然身につかなかったけど、サーフィンスクールに行って波に乗ることを教わり、
あのすばらしい環境で楽しめたのだから。
もちろん、初心者がすぐあそこの波にホイホイ乗れたわけではない。
パーリングしてばっかり、スープに押されて真っ直ぐ滑るだけ。
それでも、足元でウミガメが泳ぐ美しい海に浮かぶだけで幸せだった。

しかし!
帰ってきてひとりで湘南の海へ行ってみたら。
ビーチブレイク特有の波に歯が立たず、波が大きければ沖にも出ることが出来ず、
ハワイとの違いに愕然とした。

でも、そこでやめなかった。

今考えても、よくやっていたと思う。
早朝にダイアルQ2の波情報を聞き自転車で通う日々。
パドル力をつけるためにゴムのバンドで筋トレした。
でも一本も乗れずに帰ってくることなんてざら。
あの、波に同調し自然の力に押されて進んだときの感動を味わいたかったから通い続けた。

継続することの大切さは、ここで学んだかもしれない。

*****************

そしてその冬。
知り合いに頼まれ北信の小さなスキー場で、
修学旅行生相手のインストラクターのバイトをすることになった。

ここのスクールとの出会いが今の自分に大きな影響を与えることになる。

続く

category: 自己分析

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振り返ってみる・その①  

最近色々考えることも多くなって、
今の自分がどうやってここにいるか、
というのを思い返していた。

外遊びに夢中な自分はどうやって作られていったのかしら。
長くなりそうなので、分けて日記にしようと思う。

************

自分は小学校卒業まで体が弱かった。
アレルギー体質で喘息持ち、アトピーもあった。
長距離走をすると発作が出るので、体育を見学することも多々。
発作をおさめるために病院へ救急でかかることもしょっちゅうあったので、学校は休みがちだった。

おそらくそれが運動コンプレックスとなった。
運動神経が良くないからこそ、運動することに憧れ続けた。

中学に入り、なんとかコンプレックを克服したくて、ソフトボール部に入った。
なぜソフトボール部だったかというと、
バレーやバスケットは小学生の少年団が地域に存在し、上手い同級生がいっぱい居たので
どう転んでもその子たちには敵わないと思ったから。
ソフトボールなら、中学生から始める子ばかりだろうと。

それがだ、
そのときのチームメイトである同級生が飛びぬけて運動が出来る子ばかりだった。
チームプレイは気を遣うし、上手くない自分はレギュラーにはなかなかなれなかった。
でもそのときは、球技が自分に向いていないのだという認識はなかった。
運動というのは球技や武道、陸上競技、水泳しかないと思っていた。
その中で一番ハードルが低いだろうと球技を選んだのだ。

このとき、山登りやサーフィン、クライミングと出会っていたら、と思う。

************

高校でもソフトボール部があり、自分はそれを選んだ。
チームメイトは中学のときと違って、優しくて思いやりがあり、けして強くは無かったけれど
一生の友人として今も付き合っている。強くなるばかりが部活ではない、と教わった3年間。

ここで、高校卒業祝いで叔母に連れられて北海道へスキーに行ったのだ。

初めて体験した春スキー。
はじめ緩い斜面でタラタラ滑るだけだったけれど、自分にとってはものすごいカルチャーショックだった。

自然の山の中で風を切って移動する。
しかもそれは自分の自重で、落下していく力を利用して。
夢中になって4日間滑った。
ひとりで上までいくリフトに乗って、プルークで横に横に移動するくらいしか出来ないのに、
急斜面を何度も滑った。一回ごとにコツをつかんで、自分だけの力で。
誰にも邪魔されない。気も遣わない。たまらなく楽しかった。


そうやって、私はスキーという自然の中で体を動かす遊びを知った。

**************
続く

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