浮遊

海に浮かび雪に遊び岩にはりつく、ものづくり人間のまいにち

あれから20年  

母校の鎌倉高校を卒業し、同級生がそれぞれの進学先などで新生活を始めていた季節。

高校1年からの付き合いの男子がバイク事故で亡くなった。
あの時からちょうど20年が経つ。

先週の土曜日は彼の誕生日祝いと同窓会も兼ねて、彼のご両親のご好意でご自宅へお邪魔させていただいた。
毎年お墓参りをし、仏壇にお線香をあげて、顔を見せにいくのだ。

久しぶりの面々に今年も会えて良かった。私も元気なことを伝えられた。

同級生はもうみんな結婚して子供もいて、家族で来ている。
私くらいだ、こんなふうにまだ独りでフラフラしているのは。

人生をどう設計してどう生きていくか。
私の周りの趣味人は独り者や子供なし夫婦が多い。
そんな生き方と、家族とともに歩む人生を早くから選んだ同級生達の生き方。
どちらが良いとかそんな風には思わないけれど、私は犠牲にしていることがあることは確か。

どちらにしても、後悔のないよう生きていくことだ。
 

category: 日々のこと

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4/22 湘洋中前  

低気圧通過で前日に上がった波が残っていることを願って、
夜明け前から準備して海へ行った。

良い色になってるね。

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わずかなピンク色が水に反射している。

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上がったあとはきれいに青空。

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波は腹胸くらい。潮が多くてアウトから割れにくい。
割れる時はつながりがちでとっても速い。周期が長いので厚みもある。私が苦手とする波。
でも抜けられるようになると、こういうのでないと面白くなく感じてくるんだろうな。。

波乗りはほんとうに難しい。
上達は亀の歩み。だから一生続くし、続けられる。自分にとっては。

category: 波乗り

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4/18 瑞牆ボルダー  

久しぶりに瑞牆のボルダーへ!
先週Shuさんが静かでよかったよーっておっしゃっていて、たまらず。

みずがき自然公園の管理棟までの道はゲートが閉まっていて、その前に車を停めて歩いて行く。
以前12月にイシワタさんとこうして歩いて行ったっけ。。。

アスファルトをマットかついでずんずん進む。植樹祭広場まではたぶん30分くらいはかかるかな。
あったかくなったら、岩峰をあちこち回ろう。
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やっと広場まで来た。山に雪があるのもこの時期ならではだね。

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まずは、「夜岩」。
「スーパークーロワール」7級を3回登る。結構悪いね。
初めて外で登る人に7級だからって勧めるのは危険な感じ。
フットジャム使えるからいいけど、知らないと怖いよ。壁寝てるから落ち方も気を使うし。

そして、看板課題の「瑞牆レイバック」5級。

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なんか下地、少しづつ下がってる?マット置いたりするからちょっとずつ土が減るんだろうな。
ただでさえ高さあるのに、さらに高く感じるなぁ。4~5m弱くらい?
そのかわり、ランディングが斜めだったのがちょっと平らになったように思う。

この課題、登るのは確か3回目。その度に良い課題だって思う。
ムーブ的にはさほど難しくない。でも高度感があり恐怖核心。メンタルを鍛えるには最適。
だから、可能な限り来たときにはトライしようって思っていた。
さらに今日は単独だ。

三宅島ではもっと下地が悪かった。それに比べればここはどの岩も快適なものが多い。
やるしかないでしょう。そう決めると、武者震いした。でも悪いイメージは無かった。

マットを注意深く置いてから登り始めた。最初は手もいいのだけれど上部にいくにつれ、甘くなる。
スポッターがいないためその時にはもう落ちられない高さ。
フットジャムが上達したからか足が効果的に使える。
危うげなくトップアウトできた。自信になった。

高揚した気分で移動。倶利伽羅の岩へ。

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この「倶利伽羅」初段、2年前?に触って以来かな。
ひと目ぼれと言ってもいい課題だった。
ジムではできないムーブ。力ではけして登れない。
右手すぐ近くに足を上げて、左手を出す瞬間に左足をフラッキングするのだが、
これがバランシー。裏の「カラクリ」初段をつぎつぎ落としてた男子グループはこっちはなかなかできず苦戦。
こういうのが外ボルダーのたまらなく面白いところ!

一回だけ、スラブ面に体をぴったりくっつけて右手を浅い凹みにかけ、左手を出すところまで。
久しぶりにしてはいいほうだ。
ついでにはじめて裏の「カラクリ」を触る。

初手が遠い。リップへのデッド。何度かやると取れるようになった。その後はバラしておく。
スタートの左手の穴にチョークがつまりまくっていて、木でほじったらかなり持てるようになったよ。
チッピングじゃないからね。みんな掃除してね。持てるようになるかもよ。

いやー、登った登った。この時点で16時半。
腕や肩が重くなっていて、限界が近いことは明らか。ついでに指や手のひらも破れて血だらけ。

でも、同じく2年くらいやっていないクラックボルダーが気になって、山形県エリアのリス岩へ。
左が「チップ・クラック」2級、右が「デール・クラック」3級。
デール・クラックは登っているので、チップ・クラックをやる。

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シットダウンスタートで、フィンガーサイズ。狭いから足の長い人は大変かも。
ジャムもシビアなんだけど、マントルが悪い。
自分はハンドを奥にきめてリップに右足をヒールする。左足はかなり上げてフットジャム。
たぶんここも小さい人が有利かも。。
疲れがどっと出ていくらやっても乗り越せなくて、ハンドがきまったまま落ちると危ないので終了。
といっても時間切れでもあったんだけれど。18時。

急いで片付けて、早歩きでゲートまで。なんとか見えるうちに車まで戻った。
信州峠を使ってナナーズでキャベツを買い(なんと138円!地元の半額)
ヘルシーパークでお風呂に入って帰宅。

やっぱり、私は一人で登るのがたまらなく好きだ。

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4/16 パーク  

予報がちょっと良いほうに外れて、風がオフに。

辻堂辺りはサイズが思いのほかあり、
これから上がってきそうだったのでレベルに合ったパークへ。

早い時間の空の色ってきれいだよね。

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上がってから。明らかにサイズアップしてるし。

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パークからチサン、辻堂第二、橋前とずっと見ながら帰ったけど、
潮が引いてきてセットはつながっちゃってちょっと難しそうだった。
そもそもセットがきたらスープで真っ白で、自分はアウトに出れなそう。パークで正解だったわ。

いつも見かけていたおにーさんに海の中でフレンドリーに話しかけられて、ちょっとうれしい。

category: 波乗り

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4/12 かさごね  

去年のこの時期は月山BCへ滑りに行ったんだっけ。
楽しかったなー!また絶対行きたい。

計画していた西伊豆の海金剛のマルチ・スーパートリトンが雨でお流れ。
日帰りは大丈夫そう、ということで日曜日にJヶ崎へ。
やるなら、かさごねの「神風」。

支点工作をして懸垂しますよ。
何度も通ったので、この作業も慣れてきた。

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前回は結構濡れていたので、今週もあんまり乾いてないんじゃないかなぁと思っていたんだけど、
これがまた案外状態がよかった。

アップで懸垂ルートの5.9をお互いに登り、圧倒的ルーフを見上げながら登る決心をつける。

ONさんはすべてのムーブをメモにとり、プロテクションの計画もしっかりと決めてきていた。
ギアラックに順番にセットしている。さすがである。気合がビシバシと伝わってきた。

そのトライ。

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私が苦労しているランジの箇所は腰を入れたデッド。
ガバが止まった!
しかしその後の乗り越しに使う足位置が高く、足を上げるのがとてもつらそう。
惜しくもテンション。本当に惜しかった。。。

私はというと、下からリードする場合しっかりと省エネムーブを決めていかない限り
核心のランジまで力が持たず出来ないことがわかった。
かぶりにさしかかると強度がぐっと上がり、あっという間に疲れてしまうのだ。
ONさんのように核心直近のカムを固め取りしたあとクライムダウンして休むのが良さそうである。

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この日で登れるなんてまったく思っていないし、とにかく少しでも可能性が見えればいいと思っていた。
それには持久力をつけてランジまで持たせること、それがまず第一だな。
次にここに来る時はルーフで長物をたくさんやっておいて傾斜に慣れた状態に持っていかないと。

ここまでずっとリードでやっていたけど、ナッツでランジしまくっていても
プロテクション的にけしていいこととは言えない。トップロープでやることにした。

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トップロープだとロープが飛びつくべきガバにかかってしまい、狙いを定めるのにとても邪魔になる。
そして一旦沈み込むためにロープの抵抗をどうしても受けてしまう。
残念ながらランジは成功はしなかった。

でもガバをもっと奥までとれるとものすごくかかる突起があることがわかったし
辛いだろうと思っていたその後のムーブが、自分にはサイズ感の関係でちょうどいいらしいと判明。
それだけでも、ぱっと目の前が明るくなり、次回につなげるモチベーションが上がった。

今回はお互いに時間切れとなり、次のシーズンまで持ち越しとなった。
「神風」は色んな経験をさせてくれたな。いいルートだと思う。

ちなみに二人で落ちまくったナッツがこれ。。。
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この道を通るのも最後かしら。

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明るいうちに駐車場まで戻ってこれた(笑)
ここでシーサイドに行っていたハシモトさんに久しぶりに遭遇!

日が長くなったねぇ。もう小川山の季節になるんだものね。

いつか必ず登って見せるよ。神風。

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4/11 ストマジにてロープワーク講習  

雨の週末ということで、石田塾の講習がロープワークになり募集が。

いっ 行きますー!

ということで参加してきたのです。
最近ヒヤリとすることが何度かあって、ロープの扱いにもっと慣れることが必要だと痛感したので。
こなれてくれば余裕が出て視野が広がるし、
ズームインしがちな自分も少しは周囲や先のことを見通せるようになるのではないかと。
それから、考え方。
自分たちのやり方でやっていると、いつの間にか省略形になっていたり忘れてしまったり、
自らで気づくことも少なくなってきてしまったりすることもあるだろう。
それらの思考回路を再度確認し修正するためでもある。

来てみれば、あらら、みんな知ったお顔。
こないだの三宅島で一緒だったSGさんにARさんとSRさん。

まずはじっくり時間をかけてロープ束ね。ひたすら。
これ地味だけどホント大事ね。
束ね方もバリエーション色々やりました。

メモする自分、なにやら難しい顔しとるね。
(石田塾ブログより)
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そしてこの日はケーススタディとして、トラブル事例をシュミレーションしました。
どうすればスマートか、各方法の利点と欠点などなどをみんなで出しあい話し合い。
これがとても勉強方法としていい気がする。
自分では思いつかないやり方を覚えたり、気づかない点を他のメンバーが気づいてくれたり。

時間ってあっという間でした。

夕方の2時間はフィンガークラックのムーブ講習。
改めてわかったことがあってよかった。。。

これからも参加可能な限り、定期的に受けたいなぁ。
塾長ありがとうございました!

category: クライミングジム

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4/6 鵠沼・地下道前  

月曜日まで波は残っていた。
潮が多い朝しか入れないため鵠沼方面へ。

早朝は靄がかかってしっとりとした空気で満ちていた。
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上がった後。
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快晴の海もいいけれど、やさしい朝靄の中でのサーフィンが好きだ。

category: 波乗り

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4/5 下田・多々戸浜  

続けて海な日曜日。
湘南でも出来そうだったけど、ちょっと遠出してもいい気分。
せっかくだからもう少しサイズがありそうで風の合う下田の多々戸浜へ行った。

去年の夏以来かな。大和館に泊まったっけ。また泊まりたいな。

朝6時前に出て、8時半に到着。
腹胸・セットでたまに肩くらいのが来る。

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ワイド気味でとっても速い。上手いショートは突っ走って抜けてたけど、自分は捕まること多々。
それでも数本は良い波に乗れた。

結構頑張って2時間半。潮の上げでまた良くなりそうだったけど帰るよー。
温泉は赤沢にでも行こうかと思ったけど、高いからやめた。

いつか一人旅で行ったことのある熱川の海の目の前にある露天温泉を思い出した。
そうそう、たしか、ここだった。

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波がすぐそばに打ち寄せる。熱めで無色透明なお湯。
ちょっと寂れ気味なのがまた好み。
600円なり。

詳しくはかけないけど某所で偶然、このブレイクを見つけた。
5人しかいなくて、ちょっと面がざわついていたけど多々戸より波は良かった。
気軽に入れそうな感じではなかったけどね。
こうやって知らない土地のブレイクを発見するのって宝物見つけた気分。
山の中にボルダーを発見した時の気持ちにも近いかな!

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これから海も温かくなって、どんどん動きやすくなっていく。楽しみで仕方ない。

category: 波乗り

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4/4 チサン  

お天気どんよりな週末。
海は関係ないけど。

波があることがわかっていたので混雑するだろうから、チサンへ。
腹胸くらい。人が少なければ波がちょっとイマイチでも楽しい。
寒かったけど真冬と比べたらブーツも履かなくて平気だし、ぜんぜんいい。
朝の2時間。

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category: 波乗り

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3/31 三宅島トリップ・5日目(最終日)  

最終日の朝。
日の出前の薄暗い時間に目が覚めた。
そうだ、海へ行って日の出を見てこよう。

猫たちが固まって寝ていて、眠そうな目で「早いね。お散歩?いってらっさい。」って言ってた(笑)

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空がどんどん変化して、いつ太陽が出てくるのかドキドキしながら待った。

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あ、出た。
新しい朝。1日が始まる。

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PO壁も太陽に照らされはじめる。

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清々しい気分で朝の散歩を終え、薄木荘に戻った。
朝食をいただき、身支度をして車に乗り込む。
午前中のみの行動なので、近い錆ヶ浜に行くことにした。

ここは船着場もすぐだし携帯もつながる。砂浜のボルダーはリラックスできていい。
ひとりもいいけど、トラバースの課題をみんなでセッションすると楽しめそうだ。

簡単な課題を何本も登って4日間の疲れをほぐす。
何かひとつくらい名前のついた課題を登ろうかな、と思ったので「赤こっこ」4級にトライ。

これ。
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すごくいい課題だった。4級ということでそんなに簡単には登れないし、ちゃんとしっかりムーブがある。
パワーも使うね。地面すれすれからピナクルまで、登りきって爽快だった。

これはジャック中根さんがちょうどこの岩のトラバースラインをやっている動画。


ラストで「赤こっこ」の後半に合流してますね。

11時くらいに上がって、ふるさとの湯でかるく汗を流す。海が見える時間に入るのもいいな!
土屋商店で美味しいと評判の「海苔弁」を買った。(撮り忘れて写真はSGさんのものですw)

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薄木荘に戻ると、猫たちが日陰でけだるそうにしてた。平和だな。

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荷物をまとめ、大年さんご夫妻にお世話になった挨拶をする。
お土産に農園の明日葉・スナップえんどう・さやえんどうをたくさん。とってもうれしい!
また来ます!と健二さんにお別れを。
奥さんには沖倉商店まで送っていただいた。


沖倉商店にて。さっき買った海苔弁をいただきつつ沖山さんとお話する。

この窓、すごくいいですよね。
自分だったらここで1日じゅう、海を眺めながらボーっとできる自信がある。居心地良すぎてどうしよう。
写真を撮った時はちょうど黄色い「橘丸」が入港していた。

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ここからもあの「三本嶽」が見える。

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そしてお店に何気なく置いてあったこのダンボールのオブジェ。なんと…

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そう!ダンボールと言ったらこの人です。アーティスト日比野克彦さんの作品。
沖山さんがサインを頼んだらさらっと描いて組み上げてくれたそう。
後日美術館から電話で「なるべく日に当たらないよう大切に管理してください」と言われたんだって!
たぶんオークションしたらものすごい値段がつくだろう。
ていうかこの写真群、超一流有名人ばかり!沖山さんうらやましい!

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こちらの手ぬぐい、波情報サイト「ビーチコーミング」挿絵でおなじみミー石井さんのイラスト。
かわいいんだなぁ、これが。

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そして…
あぁぁ-!!!!
神様がいる!サーフィンの神様!ジェリー・ロペス!

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沖山さんは島を盛り上げるために様々な活動をなさっていますが、
一時期三宅島に在住していなかったことがありそれを揶揄されたりしたそうです。
それが悲しくて落ち込んでいた時、ジェリー・ロペスに会う機会があり
彼もまたハワイアンであり島を離れて本土に住んでいたので、アドバイスを、とお願いしたところ
「私はどこに住んでいてもハワイアンであることに変わりはない。あなたもそうでしょう。」
と言われて肩に手をかけられたその時、電気が走ったようにパワーを感じた、と沖山さん。
そういえば、この三宅島とハワイの空気はどこか似ている。虹がよく出るのも。
その時にサインしてもらったというTシャツ。

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ここは沖山さんが木やボーンをカービング(彫刻)する時のスペース。
ものづくり手としてはこういう個人的な作業場に萌えまくり。
リューターがぶらさがり、ビットがきれいに並んで挿されていた。

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船が港に入ってきたので、お礼を述べて急いで向かう。
そんなに慌てなくても大丈夫だったのだけど(笑)

港では島に赴任していた学校の先生方が帰任する日のようで、紙テープの滝。
ドラマのようじゃないかー!こっちまで泣ける。

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船が出る。。。

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バイバーイ!また来るよー!

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漁船が一隻併走していて、船首から男性が手を振っている。

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私に手を振っているわけじゃないのにね、なんかものすごく感動してしまった。

船の中は快適。シュラフにくるまってウトウトしてたらあっという間に東京湾へ。
そろそろ日没の時間だなぁ、デッキに出て夕日を見ようかなんて思っていたら
部屋の丸い窓から、ちょうど富士山のところに沈んでいくのが見えた。

急いでデッキに出る。

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言葉は、要らないね。
こうして夢のような5日間のトリップは終わった。


橘丸は竹芝へ到着。

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ゆりかもめに揺られ、東海道線に乗ると厳しい現実。
帰りの通勤ラッシュにぶつかって、大きなザックに顔をしかめられ、肩身も狭く、
実際押しつぶされてぺしゃんこになった。
押された拍子に座っていた人の膝の上にさらに座ってしまって、このギャップの激しさに吐きそうだった。

夢の中には生きれない。当たり前だ。

さあ、再びあの地を踏める日が来るように頑張って働くとするか!


おしまい。

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3/30 三宅島トリップ・4日目  

快晴だ!
おはよう。猫たちの顔も覚えたよ。

ご飯の前にヨガ。
食事をしっかり摂って、出かける。立根ボルダーへ!

「角屋敷」というバス停の前の駐車スペースに車をとめた。

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昨日とは全く違って見える。晴れてるといい気分だ。

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やろうと思っていた「くさやの娘」★3級がある岩がこれ。
昨日の雨でだいぶ湿気てる。北向きなので完全には乾ききらないかも。

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トポより。中央が3級、右が5級、左が6級。
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5級は上部が怖いというコメント、6級はランジ。真ん中の3級は内容が濃いとか。
下地はとても良かったのでこれなら3級でも恐怖感無くトライできそう。
乾くまで他で登ることにした。

日当たりの良い低めの岩を選んで、次々登る。これらはトポには無い。簡単だしね。

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楽しかったのは、この「バッキンガム」6級。
左下のハンドクラックからSDで。
そこから絶妙に配置されたホールド、とても掛かりがいい。とはいえ高さはあるので緊張はする。

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ボルダーは前日に行った新鼻にもあったけど、なんせ下地が悪く単独では危険すぎる。
ここ立根もトポにある面白そうな課題はグレードが低くても足元は大きな岩だらけ。
上部へ抜けたら絶対に、絶対に落ちれない。
スポッターが何人かいてくれてマットを動かしたり、手を添えてくれないととてもじゃないけど無理だ。
それらを登りたいなら最低でもマットは3枚必要だろう。
そういった意味で、ここ三宅島のボルダーは場所によって来る人を選ぶと思う。
5級6級なら足がスリップしたり不意落ちなど絶対しない、というくらいでないと単独では取り付けないだろう。
私はとてもじゃないけどそんな自信はなかったので課題は限定した。

三宅島に登りに来たのは別に難しい課題を登りたいからじゃない。
島の空気を吸いながら波の音を聞きながら、全身で岩との対話を楽しむため。
だから簡単なものだけでも十分楽しいのだ。
こうやって青い空のもと、だーれも居ない海岸。マットの上で気持ちよくお昼寝なんかできちゃうんだよ。

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そのうち岩も乾いてきたので、「くさやの娘」3級のトライを始めた。
スタートきれない!すんごく薄いカチをマッチして真上のホールドを取りに行くと思われるのだけど…
今の自分には無理そうなムーブだったので、ちょっと登りやすくホールドを変えて挑戦。
それでもなかなかスタート後の一手がとれない。
ようやく登った頃には指が痛くてもう他が登れなそうだった。
あれだとグレードは4級くらいにダウンかなぁ?十分楽しかったけど!

時間があったので奥に行ってみてクラックがないか偵察してみた。
簡単そうだけどこんなのとか(たぶん12mくらいかなー)
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これとか
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こんなんとか
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終了点の問題がありそうだから簡単には開拓できなそうだけど、まだまた手付かずの様子。
可能性が無限にあるね。すごいや。

帰り際、流木を探しながらビーチコーミング。
白い珊瑚もあったりして、宝物探しみたいだった。

せっかくだからちょっと観光。空港を過ぎ、三池港を過ぎ。
これは、ひょうたん山?ここらで引き返す。

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戻ってきて三池。あれ、山に生えてる木、変だ。焼けてる。
薄木荘で後で聞いたら、結構な山火事だったんだって。そういえばニュースで見たような気が…

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三池浜ではちょっとだけ割れてました。
ここで炸裂するブレイクをいつか見てみたい。

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お宿に戻って、熱いお風呂でさっぱりさせてもらって、今夜も美味しいお魚三昧。

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くさや、初めて食べたよ!大丈夫だった。
正直言って「美味しい」とまでは思えなかったけど。慣れたらたまらないのかな。
薄木農園の各種お野菜の天ぷらがどれもとても美味で、幸せでしたわー。

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そうそう、宿のご主人が夜アオリイカを釣りに出かけていて、20時過ぎに帰ってこられた。
その釣果がこれ!すごくないですか?おおきい!
まだ生きてて、ぽつぽつ青白い光を放ってる。海だと目印になるのかな。なるほど。
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このアオリイカじゃないけど、新鮮なものを天ぷらでいただきましたよ!
ぷりっぷりで美味しかったなぁ!

明日はもう最終日かぁ、なんだか寂しいな。
おやすみなさい。

つづく

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3/29 三宅島トリップ・3日目後半  

みんなが東京に帰っていった。

ここからは自分の時間。
一人旅は大好き。
色んなことに自分のペースでたっぷり時間を費やして感じることが出来る。これはとても重要。
寂しいとは思わないけど、大事な人とそこで感じたことを共有したいという気持ちになることがある。
だからこそ、その気持ちを大切に抱えて無事に帰るのだ。

宿にギアの入った重たいザックをおろし、
シューズとチョークバッグ、そしてレンタルしたマットをお借りした車に詰め込む。
錆ヶ浜の港に一番近いボルダーの岩場へ。

砂浜にあり、高さもなく下地が良い課題があるので一人で登るにはうってつけ。
この時期は海水浴もしないし静か。
回り込んだところにあるトポにはなかったこのカンテ課題でアップした。

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いくつか簡単な課題をやったあと、このポッケをつなぐ課題を設定して登った。
上部は逆層になっていてホールドがなく、足を上げないといけない。そこが面白かった。
たぶん4級くらいかな?

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そうこうしているうちに、ぽつ、ぽつ、と雨が。
こりゃ予報どおりだね、と片付け始めて車に戻ったらザーザー降ってきた。

来る前にアポをとっていた、島でサーフボードのシェイプをされてるKD SURFの宮澤さんに連絡を入れる。
三宅島でサーフィンができることは調べて知っていた。
でもボトムの地形はどんなものか、ブレイクは?うねりの向きは?
そしてローカルはどんな形で波乗りしているのかは全く未知。
宮澤さんは島で唯一のサーフガイド、そしてエキスパート。お会いするのにドキドキだった。

錆ヶ浜から程近くの宮澤さんのシェイプルームは、道からは見えないひっそりとした静かな立地。
好みの音楽をかけ、周りに気を遣わずにマイペースで仕事が出来るからこの島で作ってる、という宮澤さん。
隣はご実家。中学生の時に島でサーフィンを始め、
学生時代に藤沢市に住み鵠沼でサーフィンしていたという経歴だそうで。
奥様とお子さんは茅ヶ崎に住んでいらっしゃるという。月に一回帰るのだとか。
藤沢のローカルな話がここ三宅島で通じるなんて思わなかった。

シェイプルームには島で撮影されたエクセレントな波の写真が貼られていた。すごい…
岩場から眺めていた海と波から予測してはいたけど、
ここでのサーフィンは上級者以上からでないと本当の意味で楽しめない。
それはボトムがどこもほぼリーフだということ、
エントリーが岩場のことが多いために板を持って足を滑らせると怪我をするし、
上がる時もカレントやタイミングを上手く使わないと簡単に体とボードはクラッシュしてしまうからだ。
そして遠浅ではなくドン深のためにブレイクは厚く水の量は半端ない。
湘南で言うクラシカルで敷居の高いリーフのポイントといったら大崎・カブネや稲村アウトサイドだけど
宮澤さんに言わせたら「あのくらいはこっちでは普通だから」と。
そして「人はどう動くかわからないから怖いけど、岩はそこにいて動かないからね、避けるのなんて簡単」
とも。
その言葉の端々からは三宅島で波乗りをやってきた誇りと自信を感じる。素敵だ。

三宅島は噴火で島全体が50cm~1m弱沈下したそうで、そのため波が割れづらくなり難易度が上がった。
宮澤さんがサーフィンを始めた中学生のときは、もっと易しくて入りやすいポイントがあったのだ。
現在では、普段は乗れる波はあまりないが一旦うねりが良い具合にヒットすれば素晴らしい波が立つ。
(沖山さんの話では、今は別のところに砂がつき始めて波が立つようになった場所もあるらしい。)
なんと2年ほどシューティング待ちしてるエキスパートがいたりするんだって。
それほど、「知る人ぞ知る」ブレイクなのだ、ここの波は。
外ではシトシトと雨が降るなか、シェイプルームで興味深い話を聞いていた。胸が熱かった。

ちなみに、俳優の坂口憲二氏もこの三宅島で波乗りをしたことがあるらしい。
帰り際、島でのサーフィンを紹介したDVDをいただいてしまった。
雨は小降りになっていた。
宮澤さんお忙しい中、本当にありがとうございました!

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時間は16時くらいだった。
宿には18時くらいに帰ると言ったので次の日のために偵察へ行くことにした。
一番充実しているという立根ボルダーへ。

広い浜を向こうまで歩いていくと、ボルダー群がある。ひととおり見てまわった。
ひと気がなく携帯も通じないので、単独で来て怪我をして動けなくなったら深刻なことになるな。
そのかわり静かで誰にも邪魔されない素晴らしい時間が過ごせそうだった。

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傘も差さずに行ったので濡れてしまった。
暖房を全開にして薄木荘まで戻った。温かいお風呂がうれしかった。

夕飯は私ひとりだけ。
贅沢に鯛のしゃぶしゃぶでした。そしてトビウオのお刺身と白子。
白子は鍋に入れて火を通しいただきましたが、これが絶品!こんなの滅多に食べられない。

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薄木荘の大年さんご夫妻と一緒に、おかみさんの後輩ということでビールまでいただいて。
大学時代の懐かしい話や避難生活の話、ご家族のことなどを色々伺って、楽しい時間だったなぁ。。

程よく酔いが回ったので早めに就寝。
明日のボルダー、何を登ろうかな。。。なんて考えたけどあっという間に寝てた。

つづく

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3/29 三宅島トリップ・3日目前半  

みんなと登るのはこの日が最終日。
時間を上手く使おう!ということで朝ごはんにおにぎりをにぎってもらって、
早朝から移動して岩場で食べようということにした。

出航は13時すぎなので、正午前くらいに宿に戻れば大丈夫。
今は5時から明るいからいいね。

日課の芝生の前でヨガ。

あ、この竹の和竿、昨晩釣り師のおじさまが言ってたやつだ。。ウン十万するってほんと?
何やらしなりが違うんだって。自然に動くから、魚も警戒しにくいそうな。
作ってる場面をテレビで観たことあるけど、注文して一年待ちとか。工芸品の域だよね。

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新鼻へは少し距離があるんで車を宿にお借りして移動する。
公衆トイレの前のスペースに停めてから向かう。

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朝日に後ろから照らされた五人。特撮の戦隊もののオープニングみたいだ!
向こうに見えるは新鼻新山。本当に鼻の形。
下地が富士山と同じ、赤っぽくてざらざらした溶岩の砂礫。
荒野の雰囲気たっぷり。これだけでも来た価値あるなぁって思っちゃう。

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さて、岩場は打って変わってエッジのある真新しいクラックが走る岩質。
まだあまり波に当たったりして浸食されていないため、丸まっていないのだね。

この日は湿度が高く、朝早いこともあって岩が結露でびっしょりと濡れている。

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日のあたる面にまわり、昨日SGさんが登ったというトポにはないルートにとりつく。
クライマーはSGさん。

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雲がいい感じ!

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自分も登らせてもらう。最初の数メートルが核心、好ルート。
十分に5.8くらいあるかと感じたけど、他との比較で5.7くらい?となりました。

一方、圧倒的なルーフの下から左に抜けるラインを選んだのはONさん。
これ、「薄木荘」というルートでなんと5.8!き、厳しい…。
しかもロープの流れを考えながら登る必要があるので、下から見ていても緊張したし勉強になった。

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こちらでは「The dark side of the moon」5.8 を登るNMさんとビレイするSTさん。
私もこのルートを登った。かなりいいルート。長さもありおすすめ。

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この出だしがかぶったルート、まだトポには載ってない。
ということで前日にSTさんとSGさんがチャレンジしていたという。
ONさんがそれを聞いて闘志を燃やす。一便目はムーブ探りで、見事二便目に完登しちゃった!すごー!

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STさんが見つけたというこのクラックボルダーを、グレード確認のために登って終了!
6級くらい。SDでほどほどに強度がありいい課題ですぜ!下地もグッド。

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このエリアは終了点が一切ないので、溶岩にスリングをまわしたりカムで取ったりする必要がある。
回収は上からできるので、人数がいればスムーズにいくはず。
ルートの上部はこんな感じ。場所のアタリをつけておかなければいけないね。

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その後は沖倉商店さんに立ち寄る。
Cafeが併設されたとっても雰囲気の良いお店。
三宅島フリークライミングクラブ(MFC)の代表でいらっしゃる沖山さんとしばし島でのクライミングについてお話を聞く。
記念撮影などして散々騒がしくしてきました^^;沖山さんありがとうございました。
ここでボルダーマットをレンタル。

おっと、お昼になるね。宿にもどりましょ。
薄木荘では同じく帰ってきたばかりの釣り師のおっちゃん達が釣果を見せてくれた。
STさん、自分が釣ったみたいになってる(笑)
これってなんだっけ?イシダイだっけ?ウニとか貝とかを噛み砕くくらいだから顎がすごい。。

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ここで豆知識。
アジやサンマやサバなどの青い魚は新鮮なものが美味しい。
でもこの鯛のたぐいは牛肉同様に脂がグルタミン酸に変化するまで待ったほうがいいんだって!
獲ってすぐは磯臭いんだそうな。。。大きなものは大味だとも教えてくれたよ。

帰る前にコーヒーをいただく。SGさんとONさんは名物の海苔弁を買いに。
NMさんは猫と戯れていましたよ。とっても楽しそう!

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あっ、STさんも釣れた(笑)

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ここでみんなとはお別れ。
この日の出港は三池港。
楽しかった!また賑やかに登りたい!
車が行ってしまって静かになった薄木荘で、猫を撫でながらちょっと寂しくなったり。
きっと船の中では居心地のいいラウンジで昼間からお酒飲むんだろなー。いいなー。

お天気はこの時点ではまだ晴れ。午後も登れそう。

つづく

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3/28 三宅島トリップ・2日目  

おはよう!
宿の前でたむろしている猫たちにあいさつ。
三宅島二日目。昨日より雲がある。
芝生の前で軽く朝のヨガをする。とてもいい気分だ。

この子は薄木荘に時々出入りしてるという足の悪い猫。
たぶん神経系をやられているので事故か何かの後遺症じゃないかな。。
顔が大きくて体がずんぐりしてる。たくさん居た猫の中では一番気になった存在。

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この日はふた手に別れて登ることに。薄木荘から一番近いPO(パシフィックオーシャン)壁へはONさん・NMさん・自分。
石田塾塾長と雪山大好きっ娘。さんが開拓に行っていた新鼻(にっぱな)エリアへはSTさん・SGさん。

ここから海のほうへおりていく。

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流れてきてそのまま固まった、といった様子の溶岩帯。
荒々しい。地殻のダイナミズムを肌で感じることができる。

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PO壁全景。正面は滝。右にもルートがあるけど、主に滝の左側を登る。
行けば行くほど波打ち際との距離が近く、荒れていると波をかぶる可能性が高い。

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浜の石の色は黒い。濡れるとさらに真っ黒。
砂というより小石の大きさ。

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高くそびえる壁に圧倒されながら、何を登ろうか見てまわる。どれもこれも大迫力だ。
しかも長いのでロープは60mが必要。大堂のスケールに近い。

NMさんはアップに「積み木くずし」5.10aを。

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自分は「MIYAKE INTRODCTION」5.9を選んだ。しかーし、選択を誤ったらしい。
指のサイズもあると思うんだけど、なかなかきまらないスカスカのフィンガーでスタンスが乏しくツルツル。
しかも下部なので落ちるのにも怖い。思わずテンション。
NMさんとONさんはきっちり持てていたしムーブを起せていた。これは今後の課題だな。。

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次に登ったのが「積み木くずし」。こっちのほうが登りやすかった。
ロープの流れを良くする為の戦略が必要。勉強になる。

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「喜島三宅」5.10cをトライ中のONさんとビレイヤーのNMさん。
ハングを乗り越すパワフルなルート。

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NMさんは「明日葉田畑」5.11aに挑戦。
自分ビレイでしたが、めちゃくちゃ苦戦してました。。。

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薄々感じてましたが、PO壁は昨日の冨賀浜よりずっとグレードが辛い。
シオシオなのと下部のスタンスがつるっとしていることで、湯川よりも難しく感じる。
中級者以上なら、かなり楽しめるだろう。
自分みたいなレベルだと、冨賀浜や新鼻の短いルートくらいが適正か。
しかしながらいずれも外岩に慣れない初級者にはこの島のルートは厳しいように思う。

こちら「喜島三宅」、きっちり2トライ目でRPされたONさん。

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この後自分は「MIYAKE INTRODUCTION」に再トライするも、指にひっかけたチョックストーンがとれてテンション。
仕切りなおしにカムダウンの最中、セルフにしてたカムが体重をかけた際に回転してグランドフォール。
2m弱ほどの高さからの落下でヘルメットもしていたのでしりもちくらいで済みましたが、
帰ってからどうすれば良かったのかを色々考え、反省とする。
大怪我する前に考える機会があって本当に幸運だった。
いつも周りには心配かけていて、申し訳ない気持ちでいっぱい。

やがて、夕暮れを迎える。ヘッデン装着。
やっぱり石田塾塾生は明るいうちには帰らないんだよね(笑)

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新鼻へ行っていたSTさんとSGさんも戻ってきて、買い物&お風呂。
あっちも楽しかったらしい!開拓してたんだって!

この日は土曜日とあって、宿には常連の磯釣りのお客が。
食堂で一緒にお酒をいただき、興味深い魅惑の磯釣りの世界のお話を聞くのでありました。
その釣り人のうちのおひとりの腕がこれまで見たことのないくらいに太かった!!
大物を狙うには体幹と腕の力が要る、って。
握りこぶしなんて、私の1.5倍は余裕にあったよ!4番カム、下手すりゃ5番サイズだよ!

その後も部屋でこの日の成果や出来事を話し合って、お腹がよじれるくらいに笑って、
「腹筋イテー」とか言いながら楽しい楽しい三宅島の夜は更ける。

翌日はなんとか午前中は登れそう…!
のび太並みの早さで即、熟睡してた。

つづく

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三宅島でのクライミングについて・追記  

4/8 追記

このブログを見た沖山さんより当時の日記を教えていただきました。
興奮が伝わってきますし、三宅島のこれからの可能性をひしひしと感じます。
山野井さんがいらして冨賀浜で登った時のことなどが記されています。
亡くなった磯川さんのことにも触れられていて、写真もとても素敵です。
是非ご覧ください。

その① http://ameblo.jp/ethun/entry-11395327957.html
その② http://ameblo.jp/ethun/entry-11395388651.html
その③ http://ameblo.jp/ethun/entry-11396252133.html
その④ http://ameblo.jp/ethun/entry-11396979528.html
最終エピソード http://ameblo.jp/ethun/entry-11397762562.html
番外編 http://ameblo.jp/ethun/entry-11418959557.html

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3/27 三宅島トリップ・1日目  

とっても楽しみにしていた三宅島へ!
ONさん・NMさん・STさん・SGさんと私の5人で。
写真は自分だけでなく皆様からお借りしたものもあります。感謝!

目的はダイビングでも釣りでもなく、クライミング。
交通手段はフェリー。7時間ほどかかるので、木曜日の夜の便で早朝に島へ着くスケジュール。
東海汽船は何回か乗っているけど、これまで乗ったのは新島や神津島へ行く航路の船。
三宅島はそれとは別の、八丈島まで行く航路に組まれている。

2014年の6月に新しく就航した橘丸に乗り込む!
柳原良平さん大好き。サントリー「トリス」のイラストを描いてますよね。
船好きが高じて名誉船長なんですって。

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出航!月と工場の明かり。船の旅はいいね。

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一番リーズナブルな二等和室でしたが、船が新しくきれいで、
乗船券に書いてある割り当てられたスペースに場所取りの心配なく寝ることが出来る。
小さな枕があり、隣が気にならないように低いパーテーションで区切られていた。室温も快適。
夏用シュラフ持って行きましたが、一枚100円で毛布借りることができるので荷物減らしたいなら不要。
床が硬いのが気になるならエアマットなどあれば快適でしょう。自分は無くても大丈夫だったけど。

三宅島に到着!!まだ真っ暗。

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お世話になる「薄木荘」さん。よろしくお願いしますー。

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猫がいーっぱいいる!わーい。

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時間も早いし船での睡眠も浅かったので、お布団敷いてみんなで少し仮眠。。。

さあて、朝ごはんも食べたし行きますか!
初日はグレードがやさしく甘めだという「冨賀浜」エリアへ行くことに。
歩いて行けちゃう。

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え?これ、日本?っていうくらいの風景。とっても気持ちが良い。

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重い荷物を背負って、海岸沿いの石の上を歩いていく。

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岩場はちょうど影になっているあたり。

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自分とSGさんでアップに「セコンド」5.7を。

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その隣の「ジャムの学校」5.9を登るONさん。

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金坂由香里さんの「磯ひよどり」5.9を登る自分。
シンハンドの出だしが結構きつかった!

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長くて見栄えのする山野井妙子さん初登の「御前」5.10bへ。
ハングのボルダームーブから始まる。

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そのうち、「あっち、なんか登れそうなクラックあるよ!」
って言ってONさんとSTさんはウキウキしながら開拓へ出かけた。
確かに歩いていける範囲に何本かルートがひけそう。
上から懸垂すればさらにたくさんありそうだ。

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私はあっちには行かなかったので、彼らの撮った写真から。
ワイドっぽいルートを行くSTさん。

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そしてこれもいいライン。ONさん。

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登りきって。
このポーズ!!カッコよすぎるでしょー!!
初登者の喜び!

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日当たりもよく、のんびりこちら側で見学。

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NMさんはこちらの「アイランダー」5.11aをRP!イレブンは初とか。おめでとうございます!
自分も一回登ってみました。足使いが肝。面白かった!登れてないけど。

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そして、このトリップ一番のフォトジェニックな一枚はこちら!
「御前」をRPしたSGさん。いい写真だなぁ~。

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日が沈んでいく。
沖に三つ、浮かんでいる島があの「三本嶽」。

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月と赤く染まった岩。

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夕飯の前に急いで明日のお昼ご飯を買いに。
スーパーは3軒ほど近くにあり、ここは20時までやってる。
他二軒は少し大きく営業は19時まで。
お風呂は島の温泉施設「ふるさとの湯」へ。しょっぱいお湯で、クラックで傷だらけの体にしみて痛かった(笑)

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夕飯はお魚がおいしい…!
薄木荘の畑でとれた野菜と新鮮な魚介類。ビールで乾杯!

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そして次の日へ…
つづく

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三宅島のクライミングについて  

3/27-3/31まで、三宅島に滞在しクライミングを楽しんできました。

その間の日記を書く前に、どうしても書いておきたいことがあります。

それは、この島で私達がクライミングできることになった経緯について、
今回の旅で沖倉商店にてMFC(三宅島フリークライミングクラブ)代表の沖山さんにお話を伺い
お店に置いてある資料などからたくさんのことを思ったから。
同時に何か強い縁を感じ、この島に自分はたぶん何度も通うだろう、って予感がするのです。

************

三宅島でクライミングが出来るらしい、と知ったのはクラックを始めたばかりの2012年。
菊池敏之さんの過去の日記で偶然知りました。

これはリポビタンDのCMで撮影された三宅島の沖に浮かぶ三本嶽での登攀シーンです。


2009年、絶滅危惧種である「カンムリウミスズメ」の生息地であるこの場所に、
菊池さん達が調査という名目で申請が通り上陸して登ってみようとしたものの、
波が高く諦めざるを得なかった、という記事でした。

そしてそのとき菊池さんのパートナーだったのが、
2010年の初冬に立山国見岳の雪崩事故で亡くなった磯川暁さんということに驚きました。
立山は何度も行っていますし、自分で山に入るようになって
雪崩の怖さをひしひしと感じていたのでよく覚えています。
磯川さんはJANの雪崩業務従事者資格の「レベル1」所持者でいらっしゃいました。
そしてご兄弟がいらして、やはり滑り手で、自分のバックカントリーの仲間関係でつながっています。
私も会員のJANのHPにもこのときの詳細が載っています。
101130国見岳雪崩事故・調査速報

磯川さんは小谷村在住で白馬界隈でガイドをなさっていました。
私もバックカントリーを始めてから活動のフィールドはほとんど白馬でした。
でも彼のことは知らなくて、クライマーでもあるらしいということは聞きましたが
どんな活動をしていたのかなんてことは調べたりもしなかったのです。

磯川さんは当時ホグロフスの代理店であったフルマークスに勤めていらっしゃいました。
三宅島で2008年に「エコライド」という自転車のイベントが初めて行われ、
そのときにスポンサーになっていたのがホグロフス。
磯川さんは同じくフルマークスの田中(嵐洋)さんとインストラクターとしてボルダリング体験を担当するために訪れたそうです。

きっとそのときに、沖の三本嶽を見て、「登りたい」って思ったのでしょう。
そして翌年に菊池さんとチャレンジを試みたというわけですね。
三本嶽を敗退して島に戻る途中、偶然にPO壁を発見したということですから、運命的ですね。

それ以来、磯川さんは三宅島でのクライミング振興に力を注がれていたことがブログなどで見て取れます。
MFCが設立され島の廃校になった体育館に壁を作られたりと、三宅島のクライミングは注目もされ始めました。

エリアのひとつに「冨賀浜」があります。
ここはかの山野井泰史さん・妙子さんと、私が始めてクライミングシューズを買った神奈川県平塚市のお店
「フラッグスタッフ」を経営されていた金坂由香里さんのお三方が2012年に開拓されました。
フラッグスタッフは山スキーも取り扱っていましたし、道具の面でとてもお世話になりました。

由香里さんが磯川さんともお友達だったこと、そして事故があってとても悲しまれたことは
私が大堂海岸へ一緒に行ったりしてお世話になったハシモトさんから聞きました。

今回沖山さんからのお話で一番響いたのが、以下のエピソードです。

山野井さんご夫婦と由香里さんが開拓中、空にはなにやら賑やかに鳴く鳥がずっと飛んでいたそうです。
「あれはなんていう鳥?」という問いに「あれは、磯ひよどり。」という答え。
「磯」。
そのとき、由香里さんは全身の毛穴が開いたそうです。
人は亡くなるとしばらくの間は姿を色々変えて家族や友人のそばに現れるという話があります。
磯川さんは、きっと気になって気になって、磯ひよどりとなって上から見守っていたのでしょう。
ちなみに由香里さんは冨賀浜に「磯ひよどり」というルートをつくっています。

*************

自分はこうして三宅島に来ることになったのも、すべて運命だったのではないかと感じます。
お世話になった宿の「薄木荘」のおくさんとも、出身大学・専攻・コースが一緒で
しかも一学年に15人もいないところなのに、なんという出会いなのでしょう。

さらに、3日目にお話を聞きに行った、島でサーフボードを削っていらっしゃる「KD SURF」の宮澤さんは
学生時代からはしばらく藤沢市で過ごし、今は奥様とお子さんが茅ヶ崎だとか。

そんなことがあり、私は三宅島という島に強く惹かれてやまないのです。。。

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3/22 かさごね  

晴れた!
宿からの港の風景が清々しい。
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さて、今日こそは「神風」にとりつきますわよっ。

広場から懸垂で下りる。いざ。
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これは神風の真上の終了点、カムと岩にスリングで。ONさんが丁寧に設置しました。
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下りたテラスは二人なら荷物も置けて快適。
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アップを「力」5.9で行う。トップロープ。
出だしが核心で、抜けた後は姿が見えなくなり声が届かない。
ビレイは細心の注意が必要だった。
トップロープということに安心してしまい、操作が雑になっていたのには大いに反省。

本命の「神風」、怒涛のトライ。ONさん
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私。
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お昼ごはんにしましょう。
大重丸のお弁当のおにぎり。いわし付き。おしぼりがうれしい。
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海を見ながら、贅沢な時間ですな。
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ONさんがナッツをセットしたのをそのまま利用させていただいてムーブをおこす。
スタティックには到底無理でランジになってしまうのだけど、これならほぼガバがとれることがわかった。
しかし下から見ると派手にギアが舞っている。。でもナッツを余裕もってセットなんてできるのか?
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しかもその後に足が切れてしまい、奥まったクラックにつま先を突っ込むのがものすごく辛い。
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対するONさんは、このスタンスなら足が切れずにガバまで取れる。
腰をひねって体を壁になるべく近く持ってこれるかが肝でしょうか。
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そして!ついに抜けられた!!スゴイ!
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この日はこれでオシマイ。
登り返して、お片づけ。
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Jヶ崎のシーズンも、もうそろそろコンディションも悪くなるから限界が近いなぁ。
今度はいつ来れるかな…。

この「神風」の挑戦にあたり、場所やシステムなど簡単にはいかない場所で
登る技術だけでなくアルパイン的な要素があって、自分にとってはとても勉強になる経験でした。
こういうのをこなさないと、ロープワークその他に自信がついて来ないんだろうな、と思う次第でありました。

前を向いて、がんばろう!

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3/21 北の磯  

少し前の日記になります。

Jヶ崎の初エリア。バンブー北の磯へ。
詳しくは書けないけど、ここってアプローチ核心では…。

なんとすぐ隣のカメノテエリアに石田塾つながりのNMさんとSRTさん、IZKさんがいらっしゃいました。
隣の岬から自分を呼ぶ声がする?!と思ったらSRTさんでした。
どこに行っても知り合いに遭遇すること多々(笑)

お天気はイマイチどころか、朝は道がびしょ濡れ。車でふて寝してました。
お昼近くになって始動。到着。
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なぜにここに来たのかと言うと、前回の「神風」トライの時にお会いしたKさんが、
あのY野井さんご夫妻と登るよーってONさんに連絡をくれたからなのでした。

しかし、難しいのばかりだし染み出しで濡れている。
その中で日の当たる面に簡単そうなラインを見つけたY野井さん、自分たちもここでアップ。
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次に登ったのはこれ、「Mo 5.10b」。
ONさんは時間をかけて逡巡し直上でOSされましたが、自分だとガバが遠く悪く感じて右から。。
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Y野井ご夫妻のクライミングを見学する方々。
もうシーズン終わりなので滲み出しが止まらない。
雑巾を腰に、クラックに突っ込んで拭きながら登っていました。
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そうかと思えば、釣竿をもって魚と戯れるお二人。
フグを膨らましてはしゃぐ姿はとっても自然体。
やっぱり、あのスタイル、好きです。
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こちらは「スパニッシュダンサー」5.11bを初トライ中のONさん。
手の長さを生かしするすると登っていく。これは、来シーズンいけそうですね!
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自分は「バイオミンクラック」5.10cを。
ビショビショでやろうかやるまいかずっと迷ってしまい、時間が遅くなってしまった。。申し訳なかったです。
持久力がないので各駅停車、酷いものでした。
核心がどうしようもないくらい濡れていたにしても、だ。ハァ…。。
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お宿に着くなり、おふろ。
NMさんやHさんもいらしたので、夜は宴会。
茨城チームの方々とも一緒に盛り上がって楽しかったー!

日曜日は晴れ予報、おやすみなさい。

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帰ってきました  



一昨日の夜、無事に帰ってきました。
三日間クラックを、後半は一人でボルダーしていました。

すごくすごく、いい旅でした。

少しずつ更新していきます。

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