浮遊

海に浮かび雪に遊び岩にはりつく、ものづくり人間のまいにち

9/28 汐小前  


前線上の低気圧通過で南~南東うねりが上がりそう、といった日。

ただ、前線の位置で風がどうなるかが自分たちサーファー目線で重要だった。

予報サイトでは前日の夜から昼までオンショアが強く吹き、
お昼ごろに向きが変わってオフになり落ち着いてくるだろうとのことだった。

でも実際は午前中から北向きのオフで、しかも朝イチは風が強く吹かなかったためスモール。
だもんでサーファーは狙いが定めにくく海に行きづらかったようだ。

自分は運よく時間が作れる日だったので、午前中の人が少ないうちに、
サイズアップの情報があってすぐに準備して海へ向かった。

辻堂はかなり波数多くゲットつらそうだった。
これは自分には厳しそうだと、パークへ向かう途中、汐小前で自転車をとめた。
しばし観察していると、カレントでどうにか出れそうな場所がある。
サイズは胸肩、たまに頭。ここも波数多くセット間が短い。インサイドはセットが来るとすぐ真っ白。
でも辻堂より深いみたいなので少しの間辛抱してパドルし続ければ出れるか。。。?

001_201709292304183bf.jpg

002_20170929230420a0d.jpg


そう判断してタイミングを見計らって入ってみた。
が、やはり厳しい。あっという間にかなり西に流される。
いったん上がって、しばらくセットの間を狙って待ってみたけど、どんどん来る。
うーん、と思ってよく見てみると、第二寄りの深いあたりから狙えばいけそうなところがあった。

今だ!とパドルし始め、やっとアウトに出ることが出来た。。

んで、ライディングのほうはというと、たった三本。
でも二本はとてもいい波だった。

偶然、ハセ君に遭遇。

海の上で知り合いに会うのは嬉しいものですな。

正午になる前に上がる。

003_201709292304219a5.jpg

004_20170929230423e39.jpg

005_201709292304244ab.jpg


楽しかった。ありがとうございました。

category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

9/24 瑞牆・地獄エリア  


日曜日。
やっと瑞牆の地獄エリアに来れた!
今回もハシモトさんと一緒に。二人でN字にリベンジです。
前回は7/9だったらしい。

植樹祭広場の駐車場には知った顔がいっぱい。
夏と比べてボルダラーさんが増えたなー。

前日の小川山は濡れていて1日乾かなかったとかいう話を聞いていたので、
コンディションが心配だった。
着いてみると、前回よりずっと乾いているじゃないですか。よかったー。

20170926214022835.jpg


前回びしょびしょだったオリジナルの1P目も大丈夫。B1フィンガーも登れそう。

アップはオリジナルで。

なんせ登ったのは二ヶ月以上前なので、N字のムーブが詳細に思い出せない。
核心のホールドの感触は覚えているんだけれど。

気持ちを奮い起こしとりつく。
前半、こんなに悪かったか。。。ハングの下に着くもののすでに腕に疲れが。
案の定乗り越しに力が足りずテンション。
でも手を奥に突っ込んでも濡れないってのはいい!これだけで1グレードは違う。
とりあえずクラックのサイズと傾斜とホールド、ムーブを体に思い出させる。


そして、午後の便で登れた!
この写真は並びのB1フィンガーを登っていたこうへいさんにいただいたもの。

eqTXz-DV.jpg

肩甲骨のあたり岩ごりごり当たって擦れて痛いし、
肩で体を引き上げたからか首から肩あたりがずーんと重い。
破壊力があるルートだ…

日が短くなって、4時過ぎに撤収をはじめる。
この日の末端壁はずいぶんと盛況だったとか。
秋ですものねー。

夕食は境川にて。今までにないほどの混雑だった。
渋滞は今週もひどく、ハシモトさんがご存知の下道ルートで効率よく回避。

お疲れ様でした!

自分にはワイドサイズのN字、ズリズリと登れてよかった。
それにしても難しかった。

category:

tb: 0   cm: 0

9/23 汐小前  


前線上を低気圧が通過して東へ抜けていった。
東うねりが少し反応するかなといった土曜日。

朝イチは満潮なので反応が悪く割れにくいだろうと思って、少し時間をずらして昼前に。

思ったより小さい、オフショアに抑えられたのかな。
インサイド寄りのつながってしまいがちなブレイク。
たまにセットでなんとか肩のある波に乗ればできる。

いまひとつかなーと思って入ったけど、意外に出来て楽しかった。
浮力のある板のおかげである。

午後はお彼岸ということで母とお墓へ行って献花しお線香をあげてきた。

001_20170926212348991.jpg

category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

9/19 辻堂第二P前  


18号は深夜に激しい風をともなって通過。
翌日月曜日(敬老の日)は台風一過で晴れたものの、強風は残った。

夕方には海は落ち着いてきていたが上級者中心のコンディションで、
翌日の早朝に期待して就寝。

というわけで。

行ってきました、
5時前に起きて夜明けと共に海へ。

予想よりも波は残っていて、嬉しい誤算。
風もほぼ無風~弱いオフ。
面はきれいで夜明けのオレンジがきれいに水面に映りこむ。

レギュラーの波に乗ると、東の空がまぶしい。

波は、とてもよかった。
空いているからとここへ入ったんだけど、むしろ辻堂の正面より良かったんじゃないか。

波情報が出て7時くらいに人が一気に増えだしちょっと面倒になってきたので上がった。

それまでは数人で、乗りたい波に乗れたし、最高な一日のスタートとなった。


入る前
001_2017092000115173b.jpg

002_20170920001154fb8.jpg

上がった時
004_201709200011542ba.jpg

005_20170920001156f63.jpg

category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

9/17 ジムトレ@門沢橋  


海から上がって帰宅、シャワーして準備して、門沢橋のレッジへ。

瑞牆でご一緒する予定だったハシモトさんとIGDさんと10時イン。

この日はルートエリアが盛況だった。
いつも木曜日の夜の2時間しか居ないしその時間は混雑がほとんどないので、
こんなに人がいるのは慣れないもんだ。

でもいいジムなので人が来るのはいいことだな。


さて、トレーニングは朝海に行ったにも関わらず調子は悪くなかった。
終了点で2回も落ちてるルーフの5.11dがまず登れて、
うすかぶりのボルダムーブ核心の11cふたつ回収できて、体は良く動いた。

以前触っているルーフ5.12bはやはり厳しい。
次はこれをなんとか解決したいけど、できるのかなぁ。。。

三人でグルグルまわしてたくさん登り、これがちょうどよかった。
二人だとペースが速すぎて持たないだろうから(笑)

いいトレーニングになりました!
ありがとうございました。

category: クライミングジム

tb: 0   cm: 0

9/17 汐小前  


18号は九州に上陸するという日曜日。

西に離れたためにいったんうねりは落ち着いている。
が、このあと後半はアップ傾向になるだろう。

晴れていたら日曜月曜とクライミングの予定だったけれど、予報を見て延期に。
ではせめてジムでトレーニングにすることにしたので朝だけちょこっと入ってきたのだった。

風は北東、やや強め。
ホームPは地形と潮が合っていなかったので混雑もあるしこちらへ。

サイズは腹程度。セット以外はなかなか割れないけれどじゅうぶん出来た。

1時間ほどで上がる。

006_201709182113209b6.jpg

008_201709182113215bb.jpg


そういえば海へ行く途中、自転車をこいでいたらすれ違ったおじさんに
「え、海行くの??」って言われた。
台風来てるのに非常識な、ってニュアンスだった。
実際の海はそれまでの平日のほうがよっぽど波が高かったのにね。
サーファーは世間の人から見るとやはり無鉄砲で不真面目な人種に思われているのだろうか。


category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

ありがとう  


9/9、職場でかわいがっていた猫が肺がんで死んでしまった。

宿直室で座布団に寝かされていた。
対面して号泣した。


5年前に迷い込んできて、飼い主を探して色々手を尽くしたけど見つからず
そのまま飼う事にしたのだった。

前の飼い主がとてもかわいがっていたことは性格から十分読み取れた。
去勢手術はされていたし、トイレのしつけもしてあるし、爪を出すこともないし、
何よりまったく人を警戒しない。

自分に良くしてくれる職員を覚えていて、その人が来ると撫でてくれと催促する。
ドアの前で待っていることもあった。
みんながかわいがっていたしこちらも癒された。
名前を呼ぶと小さく「にゃ」って返事をするのもとてもかわいかった。

洋猫が混じっているのか、顔が大きくて体格が良く、太っていたんだろうなぁ、
お腹の皮が余ってタプタプしていた。

それがこのところ急に痩せてしまって、どこか深刻な病気なのかもと嫌な予感がしていたところだった。

大きな目でじっとこっちを見られていると、なんだかみんなお見通しなのか?と思ってしまうほど。
穏やかで、なんだか猫じゃなくて人間みたいなところもあって、すごく不思議な猫だった。
猫の着ぐるみ着た妖精なんじゃないかって思った。

あんな猫にはもう二度と会えない気がする。

今頃、虹の橋を渡っているかな。安らかにね。

KIMG0414.jpg

category: 日々のこと

tb: 0   cm: 0

9/15 チサン  


チサンというか、汐小前の右というか。そのへん。
朝の1時間弱。

引き続き18号のうねり。
3日続けて波がある喜び!

若干サイズ下がったかな?それでも胸、オバケで肩くらい?
短い時間だったけど、とてもいい波に1本、乗れた。

ひとまずダウン傾向だね。
次は通過後か。

001_2017091621114825f.jpg

002_20170916211150fab.jpg

003_20170916211151aa0.jpg

category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

9/13-14 台風18号  

カメラを忘れたり、バッテリー充電不足だったりで写真は撮れず。



13日水曜日。
ちょっと寝坊。だいぶ日の出が遅くなった。
前日の南西風による風波が残っていたのと、その中に混じるしっかりとしたうねりは台風からか。

腹~胸。

一番近いホームポイントに入ったら、人が多め。しかも上手い人ばかり。
波数は少なくないのにうまく波をとれない。
譲ったりやめたりで乗れたのはほんの数本だけ。しかもそんなにいい波ではなかったから、残念なかんじ。
実力だから仕方ないんだけどね。
 



次の日の朝。14日木曜日。

昨日に懲りて、自転車を少し西へ走らせ第二Pの右へ。
ここなら混雑しない。
時間は昨日より短かったのに、本数は多く乗れた。

うねりはワイド気味に入り、セットはつながり気味。
切れ目から時折いい形の波が来る。

サイズは胸~大きくて肩は来てたような。

ブレイクは速くて掘れていて、緊張感のあるライディングになった。



category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

9/10 小川山・無名岩峰  


KE4tX9qE.jpg

苦労して苦労して、やっと登ったあのルートに戻ってきた。

小川山・無名岩峰、「ラブ・イズ・イージー」。

ここへ来ることになったきっかけ。
この秋触ってみようとNMさんと計画している「春うらら」2P目に向けて、
フィンガーのイレブンをできるだけ触っておきたいという気持ちから。

NMさんは昨年の秋に1回触っているものの、RPはまだだと伺ったので。
自分は登ったけれども、その際のビレイはロジャーさんにとてもお世話になった。
何度も何度も、面倒なアプローチを経てテラスに上がってもらったのだ。
あの時していただいた恩は忘れない。

だからこそ自分が今度はだれかにそうする番だと思った。
それに、自分の成長も知りたい。

***************

日曜日の日帰りで、小川山。
無名岩峰へのアプローチは45分ほどか。

向かう途中の登山道、前方にクライマーがお二人。彼らも無名岩峰とのこと。
あそこはひと気がないとばかり思うけど、意外と行く人がいるものだ。

普段は名張で登っているというお二人に、ゆずりあってやりましょう、とご挨拶。

自分は邪魔にならぬようタイミングがあれば1回くらい登れたら、と思っていた。

マルチに先に行ったおふたりの次に、自分たちがテラスへ上がる。
NMさんのトライ。
見ている自分も緊張でお腹が痛くて痛くて。

はっきり言って自分には11c。そしてイムジンより登りにくく感じる。
ムーブが組み立てづらいのだ。
ムーブが出来てよどみなく動ければ、それほど難しくはないのかもしれない。
でもそれまでがたいへんで、時間がかかってしまう。

ここに来るまでに過去に書いたメモを見直したけれど、何が何やら。。。
取り組んでいる最中は何のことかはっきりわかるのだけれど、いったん忘れるとさっぱり。。

自分のトライはやはりテンションがかかってしまった。

でもあれだけ時間をかけたからなのか、1回登ると思い出す。
思い出し便を挟めばなんとかいけそうだと思った。
これがいつ来ても1回でさらっと登れるようになるのはいつのことだろう。

NMさんはこの日2回のトライ。
やはりムーブの組み立てに苦労なさっていた。
同時に「おもしろい!」を連発。

これが山荘に近くて2P目になかったら、結構な人気ルートになるはずだろうに。

この日は風もなく、気温も雲がかかれば涼しいくらいで最高だった。
無名岩峰、好きだなぁ。とても。

なんだかんだでヘッデン下山。


帰りはまたまた渋滞。
帰宅は0時過ぎ。


お疲れ様でした!また、行きたいな、あのテラスへ。




category:

tb: 0   cm: 2

9/7 湘洋中前  


久しぶりにホームポイントより東へ入った。
大潮で満潮から引き。
だいぶタプタプしていてタルい。腰くらい。

いい感じで割れるところに人が集中していて、ちょっと離れると波がいまひとつ。

その辺で妥協できるところを選んで乗った。

このくらいの曇りの日も好き。水墨画みたい。

001_2017090801410266f.jpg

002_20170908014104e50.jpg

category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

9/3 小川山・裏烏帽子岩  


やっと雨の心配のない週末!
乾いた裏烏帽子にようやく会えました。

日帰りでNMさんと。急遽富山のKNさんも現地で合流。

涼しくなって、廻り目平のクライマーもイキイキしてるように見えるのは気のせいかな?
空気も少しづつ乾燥してきてるみたい。

アプローチの森の中の落ち葉が乾いてるよー。こんなの初めて。
到着して目の前の「ミスナチュラル」のでだしスラブ部分が濡れてないの!嬉しいなぁ

本日の目当て「登攀のすべて」5.10cは今までで一番コンディションが良さそう。

さっそく準備してアップで「烏帽子レイバック」を三人で。

IMG_0451.jpg


NMさんはびしょ濡れだった時以来の「ロケットマン」をRP。
「乾いていたら全然問題なかったです~」って。

002_20170907184907f15.jpg


自分の「登攀のすべて」初回。
スラブがどうもポイントらしいと聞いていたんだけど、ああいうこととは。
なるほど、あれはオンサイトは難しいなぁ。切り替えられない。。
そもそもその前のシンクラックでスリップしてしまったんだけどね~。

IMG_0460.jpg

IMG_0464.jpg

今回カモシカのセールでトーテムカムの黒を使ってみたんだけど、セットした感触がよい。
ガチってはまる。ズレにくそうなのがわかる。これはいいかも。
シンクラックのセクションで核心に突っ込むとき最後のプロテクションだとしたら結構な安心感。
かさばるからマルチとかのオンサイトトライとかではあんまり持っていきたくない感じではある。



NMさんは次に「ミスナチュラル」。OS。さすが。
フォロー回収でKNさんが上がっていった。

006_20170907185052103.jpg


KNさんの「登攀のすべて」。
やはりスラブのパートが難しいんだよねぇ。。。

011_20170907185108e48.jpg



自分の二回目。
シンクラックが力みが取れてだいぶ楽になったからか、
スラブに入って乗り込みがしやすくなってRP。ほっとした!

IMG_0470.jpg

IMG_0471.jpg



最後に「ミスナチュラル」をリードトライさせてもらった。
前回はフォローだったので。

IMG_0474.jpg

このフェイス部分のムーブ、嫌だったなぁ。。


IMG_0475.jpg

スラブでなぜか変なやる気を出して前回避けた難しげな直上ラインを行こうとして失敗。RPを逃す。
ほんと、こういうところでなんでそうしちゃうかなーって自分で呆れた。
これがOSトライだったらそんなことしないのにねぇ。


気を取り直して最後まで。前回の左の終了点は隣のルートのものだったみたい。
最後の溝から真っ直ぐ上がったところにちゃんと設置してあった。

IMG_0479.jpg


下山はヘッドランプつけて。遊びましたなあ。

帰りの渋滞がなかなかなもので、境川で夕ご飯食べてからが長かった。
NMさんは運転大変だったはず。お疲れ様でした…!

この渋滞さえなければ、もっと気が楽なんだけど。
でも、楽しかった。何より1日登れることがありがたかったな。

category:

tb: 0   cm: 0

9/2 チーパー  


台風スウェル。
強弱はありつつも東へ去る台風15号から波が続いていた。

北東風が強く吹き続け、空気が乾燥して涼しい。
海に入ってるサーファーはこないだまでトランクス一枚とかだったのに、この日はフルスーツの人も多かった。

秋が来ちゃったなぁ。

サイズは腹胸~肩くらいか。

体が冷えてしまって、1時間半ほどで上がった。

001_20170904221816901.jpg

003_20170904221818915.jpg

category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

8/31 茅ヶ崎パーク  


この日の朝まで、前日晩から箱根に両親とちょっとした慰安旅行をしていた。

本当は朝イチ入りたかったけど、昼に帰ってからパークへ向かった。
ホームポイントはワイドでサイズも大きく良くなかった。

台風のふちをまわる北東の風が強く、そのせいで右に流れがありずっとパドルしっぱなしだった。
波は悪くなかったけど、飛沫がすごくて顔に飛んでくるから
テイクオフの時に目を開けてられないこともあった(笑)

001_20170904220521f22.jpg

category: 波乗り

tb: 0   cm: 0

8/27 烏帽子岩左岩壁「田の字クラック」完登へ  


「田の字クラック」チャレンジ当日。
天気は良さそうだ!風も弱い。

アプローチのガレ沢の通過も要領を得てきて、
昨日の帰りに見出したラインで登っていけば浮石も少ないことがわかった。

IMG_0415.jpg


必要な荷物はだいたいを取り付きに置いてきたので身軽で上がっていけた。
本番は色々考えた末、50mシングルで行くことにした。
予定している各ピッチが短いこと、脆いところや危険箇所を下見しての判断から。

#5#6ラージカムは1セット。以下の主要カムは2セット、ナッツ1セット。
アルパインクイックドローは6本、120スリングはひとり2本。環付ビナも各自4つほど。
そしてサブザックに少々の飲料と行動食。

**************

1P目。自分がリード。
めぼしいクラックはないので気休め程度のプロテクションで木の根元まで上がる。

IMG_0417.jpg

太い木を超えたらチムニー。ビレイヤーからは見えなくなるので慎重に。
チムニー内は脆いので差し込んだ足に当たって浮いている小石が落ちる。「ラク!」

チムニーは6番もスカスカなので途中ランナウトするけれど、
さらに内部に細いクラックがあるのでパラレルな箇所を選んで数個セット。

チムニーを抜けると垂壁。クライミング自体は簡単、でもプロテクションがとりにくい。
そのせいでラインが思うように見出せず、あちこち逡巡した。
ランナーをのばしたりいったんセットしたカムを流れを良くする為に回収したり。

やっとのことでいいハンドサイズのクラックと潅木で支点をとり、ハンギングビレイしてNMさんを引き上げる。

IMG_0420.jpg


いよいよ核心となるオフィズスのピッチ。
ここは当然NMさん。昨晩からどっち向きで登るかをずっと考えていたとか。

核心の部分は5mくらいと短い。
そこまではちょっといやらしいトラバースが入るけれどちょうどいいところに足を引っ掛ける穴がある。

しばらく入り口で作戦を考えるNMさん。

001_20170904215825b86.jpg


サイズがかなりタイトそうなので、ヘルメットや腰のギア、必要ないカムはいったん自分のところまで下ろすことに。
NMさんがセルフをしっかりとって、ビレイ解除しロープを手繰って受け取った。
シングルにしてよかった、この煩雑な作業をダブルでやったら自分はロープをうまく整理できたかどうか。。

準備は万端。「では行きます!」と言ってNMさん突入!

003_201709042158270ad.jpg


004_2017090421582800d.jpg


006_2017090421583027f.jpg


抜け口が難しいらしく、時間をかけてジリジリ進み突破した!
思わずNMさんも自分も声が出る。

そして自分のフォロー。足場のいいOW入り口で荷揚げしてもらっていざ!

IMG_0423.jpg

抜け口の苦しそうな表情を見てくださいな(笑)

こう見ると、本当にきれいな形状をしたワイド。苔もないし泥もない。
登られることなくここにあるのがもったいない。



3P目はNMさん。藪漕ぎ。とても短いけど流れが悪くなるので切った。

IMG_0424.jpg


最終ピッチは自分がリード。
ここで落ちたらすべてが台無しだ。確実にいかなくちゃ。

IMG_0425.jpg


IMG_0427.jpg


そして、トップアウト!やったー!!!
ピークに立ちガッツポーズ。左稜線のマルチを登っている人たちがすぐ近くに見える。
遠くにはレタス畑、金峰山荘、廻り目平の駐車場、マラ岩。

最高の気分だった。

終了点はピナクルにメインロープで。バックアップにカム二つ。
NMさんを迎える。感謝の気持ちでいっぱいだった。

ちょうど左稜線の最終ピッチを登っていたNMさんのお知り合いが写真を撮ってくださった。

received_1455148961246652.jpg

received_1455148957913319.jpg

received_1455148954579986.jpg


感無量。

011_20170904220037be3.jpg


懸垂ではなく歩きで下りる。ここで怪我をしたら大変なので気をつけて。

取り付きに無事戻る。ホッとした。急にお腹が空いてきた。
よかった。何も残すことなくこの岩を去ることができる。


ふとハングした岩の上部をよくよく見ると、点々と黒いボルトラダーらしきものが確認できた。
あぁ。時代を感じる。感慨深い。エイド全盛の頃に登られていたのだなぁ。

IMG_0439.jpg


さぁ、帰ろう。
楽しく刺激的で貴重な冒険だった。
NMさん本当にありがとうございました。

心に残るクライミングになりました。

IMG_0441.jpg

category:

tb: 0   cm: 0

8/26 小川山・烏帽子岩左岩壁「田の字クラック」へ  


NMさんと「ラストリゾート」2Pを登り、
さらにその上のピークに立ってみようとしたことからそれは始まった。

頂上と思われる岩の上に立って周りの岩を眺めた。
と、向こうに顕著な美しいワイドがある壁が目に飛び込んできた。

終了点からは見えなかったその壁はどうやら「左岩壁」といわれる岩らしい、
ということがわかったのは帰ってから。

さらにすでに登られているということを、NMさんが過去の資料から見つけ出してくださった。
1984年、JECCのメンバー3名での初登。
名称は「田の字クラック」。

美しいOWを2P目として、そこでテンションがかかった、とある。
1P目は5.7で10m、2P目は5.10aで15m。
長さスケールはあまり当てにならなそうだった。

20170901001218804.jpg

20170901001159885.jpg

NMさんは以前烏帽子岩左稜線のマルチへ行ったときに撮った写真や
この日までに2回、単独で取り付きまで行って確認できたことなどを報告してくださって、
「田の字クラック」への期待と熱意に私もつき動かされ、この日ついに実行したのだった。

****************

冒険にあたり、二人で危険度の許容範囲を確認した。
「あくまで趣味であるので命をかける必要はない。少しでも危ないと思ったら敗退する。
前もって脆い箇所やピッチを切れる場所を見ておくことに賛成。でも残置はせずに登りきる。」

****************

お盆休みはお天気が悪かったからか、晴れ予報のこの週末は車が多く、
朝の渋滞でいつもより少し時間がかかった。

廻り目平に到着後、良い場所にテント設営。準備して10時過ぎに出発。

アプローチは渡渉後、遠くからでも茶色くガレているのがわかる烏帽子沢を詰めて行く。
途中までは左稜線のマルチのそれと一緒なので踏み後はわりと明瞭で比較的足場もしっかりしている。
問題はその後。左岩壁はガレ沢の右股を行くのだが、何しろ浮石がすごくてルーファイがとても重要。

001_2017083123235083f.jpg

砂地の斜面に突入してしまった時には、恐ろしすぎて足が震えた。
まるでグズグズの雪の急斜面のトラバースでエッヂもシールも効かず滑落しそうな感じだ。

ほんのわずかなトラバースだったのに、時間がかかってしまった。戻ることも出来なかった。
砂地の斜面には入ってはいけないということを学習した。

IMG_0387.jpg



無事に取り付きに到着、かかった時間は1時間10分ほどか。
初めて見る左岩壁はとても立派で変化に富んでいて、ワクワクした。
と同時に脆さはないか、果たしてラインがつながるのか、不安もいっぱいだった。

この日はルート上に危険がないか、支点となるものがあるかなどをチェックすることと、掃除が目的。
岩の右側の斜面を気をつけて登っていけばピークにいけることはNMさんが調査済み。

持って行ったものは50mダブルロープ、#5#6含めカム1セット、スリング、掃除道具。
靴はアプローチシューズで。
まず頂上のピナクルにロープを2本巻き、バックアップをしっかりとって懸垂準備。

IMG_0397.jpg


先行はNMさん。ここが最終ピッチになる。発表された記事にはないのでグレードは不明。

005_20170831232452239.jpg


NMさんのいるところがちょうど田の字クラックの核心のワイドの出口あたり。
最終ピッチとの間はルンゼ状のちょっとした藪漕ぎというか歩きが入る。

008_201708312325340d6.jpg


次に自分が懸垂。壁をざっと見ていく。掃除は必要なさそうだ。

IMG_0406.jpg

ここがOWの出口。上から。
支点はクラックで取れそうだが今はカム残置になってしまうので、
50mロープを連結していっぱいまで垂らして何とか下に見える木まで行けるよう試行錯誤。

IMG_0403.jpg

OWを目の前にして、驚いた。掃除は全くしなくて良い状態。とてもきれいだった。
短いけれどその形状が美しい。これは素晴らしい。
これを登るためにここまで来たんだもの。


核心からさらに下へ。段々と脆い箇所が出てくる。
このフレーク、わかりますかね?めちゃくちゃうっすーいんです。。触ったら確実に崩壊する。

IMG_0411.jpg


この下のチムニーもざっと見て、さらに取り付きからすぐ上の木に向かっていくライン上にあるホールドを掃除。
初登はもっと左からクラックを伝って登ったようだが、泥が詰まっていてきれいにしきれないと判断して
チムニーの真下あたりから直上することとしたのだ。

ガレ沢を暗くなってヘッデン下山するのは絶対に避けたいので、
下りてくる時間とここを出発する時間を決めていた。

ピークに設置したロープをNMさんが最後に回収に行ってくださったのですこし押したけれど、
なんとか明るいうちにガレ沢を通過し18時半に車の場所まで帰る事が出来た。


空がきれいに染まっていた。明日、冒険当日は晴れる。
この夕焼けにクライミングの成功への期待を投影した。

IMG_0414.jpg

category:

tb: 0   cm: 0